現在の鶴岡八幡宮の元となった由比若宮(元鶴岡八幡宮)へ参拝に行ってきました。
少しわかりにくい場所にあり小さな神社ですが、ここが元々鶴岡八幡宮があった場所なんだ~と思うと感慨深く思いました。
由比若宮の夏の様子を写真を添えてお伝えします。
由比若宮の場所と行き方
Google Mapで見ると鎌倉駅から少し距離がある上に道が細くわかりにくくなっています。
Google Mapで鎌倉駅からルートを調べると3通り出てきて中央の青の点で結ばれたルートが最短にはなりますが、12分1kmメートルの左側のルートがまだわかりやすいです。
鎌倉駅から鶴岡八幡宮に向かう場合、段葛と呼ばれる左右を一般道に挟まれた参道を通ることが多いですが、段葛とは反対方向に歩いていきます。
ずっと歩いてくると歩道橋が見えてくるので歩道橋手前の交差点を左折します。
なおこの歩道橋から鶴岡八幡宮や鶴岡八幡宮の一の鳥居が見えるので歩道橋の上から景色を是非見てください。
あとは橋を渡り、Google Mapを参考にしながら歩いてください。
最後の曲がり角は鎌倉に慣れていない人だと、ここ入って良いの?と思うくらいに細い道になっています。上記写真がそうです。
左側に社号標があります。
「元鶴岡八幡宮」と書かれています。この細い道に入って1分も歩けば由比若宮です。
なおこの社号標の裏側も是非見ておいてください。
社号標の裏には「地久」と刻まれています。意味がわからないと思いますが、これが後に繋がってくるので。
夏の由比若宮の境内の様子
最後に曲がったところから進んでいくと由比若宮に到着します。
元鶴岡八幡宮と書かれた社号標と赤い鳥居ですぐにわかります。
大きな松と銀杏が目印です。
鳥居の前に上記写真の建物がありますが、ここで御朱印はいただけます。
何も書かれてないので、普通の家じゃないの?と思うかもしれませんが、チャイムを押せば中から人が出てきてくれて御朱印をお願いすれば書き置きですが、いただけます。
境内に入って鳥居の右側を見れば由緒書きと石碑があり、左側を見ると古神札納所があります。
古神札納所の更に左側を見ると門がありますが、門の奥にいってもアパートしかありません。
最初の鳥居をくぐり数段の階段を上ると右側に手水舎があります。
水は出ていませんでした。
左側には切られた木があり屋根がかかっていますが、看板の文字は消えて何かわからなくなっていますが、「旗立の松」と言われており、後三年の役で源義家が旗を立てた松と言われています。
2つ目の鳥居の奥には1対の石灯籠と小さめの社殿が見えます。
社殿の周りは柵で覆われ、社殿は一段高くなっています。
柵の中へ入り拝殿の前に立って二拝二拍手一拝でお参りです。
賽銭箱には鶴が描かれています。
上を見上げると青々しく茂った銀杏の木があり、秋から冬にかけては黄葉して綺麗だろうな~と思いました。
参拝を終え、御朱印をいただきました。
由比若宮で天長地久を見つける
天長地久という言葉をご存知でしょうか?
大辞林には下記のように説明されています。
《「老子」7章から》天地が永久に不変であるように、物事がいつまでも変わらずに続くこと。天地長久。
これが由比若宮と何が関係あるんだ?と思うかもしれませんが、少しお付き合いください。
由比若宮に訪れたら由比若宮の社号標の裏を見てください。
この社号標の裏です。
天長と刻まれています。
由比若宮に来る時に最後に曲がったところの社号標の裏には「地久」と刻まれています。
社号標の裏をそれぞれつなぐと天長地久という四字熟語が出来上がります。
この社号標を誰が考え誰が建てたのか今ではわからないと思いますが、鶴岡八幡宮がいつまでも続くように願ったのかな?と思いました。
もしくは参拝した方の幸せがいつまでも続きますようにと願ったのかもしれませんね。
以上、夏の由比若宮(元八幡)の参拝参拝レポートでした。
- 住所:〒248-0013 神奈川県鎌倉市材木座1-7
- TEL:0467-22-0315(鶴岡八幡宮)
- 御朱印:あり
- 参拝可能時間:24時間
- 社務所受付時間:常識の範囲(概ね9:00~17:00)
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