藤沢市の中にある鎌倉市の龍口明神社 元宮にまだまだ暑い8月の後半、参拝に行ってきました。
実際には既に遷座しており神社というよりは神社跡ですが、江ノ電が目の前を走っており、近隣の方以外は非日常的な気分になれるスポットです。
実際の様子を写真を添えて紹介します。
藤沢市の中にある鎌倉市の龍口明神社 元宮
藤沢市の中にある鎌倉市の龍口明神社 元宮と言われても、意味がわからないですよね。
Google Mapで龍口明神社 元宮の辺りをアップで見てください。
右側に「龍口明神社(元宮)」と書かれていて、龍口明神社 元宮がどこにあるかわかりますが、その横に点線でそのあたりがぐるっと囲まれているのがわかりますよね。
この点線の内側が「鎌倉市津1」という住所で、点線の外側が「藤沢市片瀬3丁目」(一部藤沢市片瀬海岸1丁目)です。
つまり藤沢市の中にポツンと鎌倉市がある訳です。
なぜこんな飛地が出来てしまったのか、理由は龍口明神社があったからのようですが、諸説あって、複雑なようです。
なお鎌倉市津は普通に鎌倉市内にもありますが、藤沢市側の鎌倉市の住所は鎌倉市腰越となっており、鎌倉市内でも鎌倉市腰越と鎌倉市津がかなり飛地で入り乱れています。
両隣と前と裏の家は鎌倉市津だけど、自分の家は鎌倉市腰越なんて家もあります。
龍口明神社 元宮の前は江ノ電が走っている
上記写真は龍口明神社 元宮の入口(鳥居)を少し離れて撮影したものです。手前のアスファルトの部分に線路があるのがわかるでしょうか?
この線路は江ノ電の線路です。
普通に道の真ん中を江ノ電が走っています。
札幌市や函館市、富山市のように路面電車が日常にあるところに住んでいる方なら違和感は無いと思いますが、路面電車が日常に無いエリアの方だとかなり非日常的に感じること、間違いなしです。
上記の写真は龍口明神社 元宮の境内から撮影したものですが、写真中央に江ノ電が走っているのがわかると思います。
なお道の中央を江ノ電が走っているのは腰越駅から江ノ島駅までの1区間のみです。
腰越駅付近の様子は上記の写真の通りです。
この辺りの方はこれが日常で、江ノ電が走っていることに違和感は既にありません。
龍口明神社 元宮の境内の様子
龍口明神社 元宮は、龍口寺というお寺の隣にあります。龍口明神社 元宮の入口には上記の写真の通り、白い鳥居が建っているのですぐにわかります。
鳥居の前に立った時
鳥居にかかる扁額の文字が非常に読みにくくなっていました。
鳥居の手前の左右には石灯籠が建っていました。
鳥居をくぐると参道がまっすぐに社殿に伸びているのがわかります。
参道の脇には庚申塔らしき石塔がありました。
他にもいくつか石碑があります。
社殿に上がっていく階段、劣化しているのがわかるほど曲がっていたりします。
恐る恐る階段を上っていくと…
社殿の前は閉じられていて有刺鉄線が張られています。
ここから先は立入禁止になっています。
それでも隙間や有刺鉄線の上から撮影は出来るくらいにはスペースはありました。
立入禁止の先には狛犬様も鎮座しています。
立入禁止になっている門には上記の通り、今の龍口明神社の案内が張られていました。
現在の龍口明神社へは、元宮から徒歩2~3分の距離にある湘南モノレール「湘南江の島駅」まで行き、そこから湘南モノレールで3つ目の駅「西鎌倉駅」で降りて、徒歩6分ほどの距離です。
階段を上ったところから振り返った景色
江ノ島方面に行くと混雑していますが、この辺りはそれほど混雑はしていませんでした。
夏の龍口明神社 元宮への参拝を終えて
夏の龍口明神社 元宮は裏側の山の緑が濃く、夏らしい景色として撮影出来るだけでなく、江ノ電の撮影スポットにもなっており、楽しめるスポットです。
龍口明神社 元宮の参拝だけだと面白みは無いかもしれませんが(そもそも神社跡なので、参拝すら実は出来ない)、江ノ電を撮影したり、江ノ島散策と合わせて行えば非常に楽しめるエリアです。
江ノ島の前の片瀬海岸で泳ぐことも出来ますから。
参拝というよりも江ノ島付近の散策として出かけてみてはいかがでしょうか?
以上、夏の龍口明神社 元宮への参拝、もとい訪問レポートでした。
- 住所:〒248-0032 神奈川県鎌倉市津1
- TEL:0467-32-0833(龍口明神社)
- 御朱印:なし
- 参拝可能時間:24時間(ただし拝殿前は立入禁止)
- 社務所受付時間:社務所なし
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