毎年元旦から2月中旬くらいまで鶴岡八幡宮の神苑ぼたん庭園で行われている「正月ぼたん」が行われています。
実際の様子をオリジナルの写真を添えて紹介します。
鶴岡八幡宮の「正月ぼたん」について
鶴岡八幡宮の「正月ぼたん」は、1月から2月中旬までの鎌倉の風物詩です。
鶴岡八幡宮の「正月ぼたん」とは
鶴岡八幡宮の「正月ぼたん」とは、例年元旦(1月1日)から2月中旬頃まで鶴岡八幡宮の神苑ぼたん庭園で開催される「牡丹」の鑑賞会です。通常、春に咲く牡丹を冬に咲くように温室で育て、源氏池の周りの庭園に植え替えています。
赤やピンク、白や黄色や紫等の牡丹約20品種・約100株が楽しめるようになっています。
寒さを防ぐために素朴な菰(藁の囲い)の中で咲く牡丹が艶やかで訪れる人を魅了しています。
神苑ぼたん庭園の歴史は?
神苑ぼたん庭園は、鶴岡八幡宮の創建800年を記念して1980年に開園しました。そこから毎年1月から2月中旬くらいまでの「正月ぼたん」と4月から5月の「春ぼたん」の牡丹鑑賞会を実施しています。
1980年から800年前と言えば1180年です。治承4年(1180年)10月12日、源頼朝が現在の小林郷北山に遷座させてから800年ということになります。
春ぼたんの様子は下記を参考にしてください。
神苑ぼたん庭園「正月ぼたん」の開催時期と料金は?
神苑ぼたん庭園「正月ぼたん」の開催時期は、例年元旦(1月1日)から2月中旬までとなっています。
ただし気象状況によって牡丹の開花状況が変化するため、開園が遅れたり閉園が早まることがあります。
長い年だと2月下旬頃まで行うこともありますが、短い年だと2月上旬で終了することもあり、牡丹の花の開花状況次第です。
ちなみに2024年は2月25日まで行われていました。
料金は通常1人500円ですが、開花状況によって変化することもあります。概ね500円で状況によって0円から300円くらいになります。
見頃は年によって異なりますが、1月中旬から下旬にかけてが見頃になることが多いです。
寒すぎると牡丹が散ってしまうので、寒い年は早く終了することが多いです。
なお過去には感染症対策のために閉鎖され開催されなかったこともあります。
鶴岡八幡宮の神苑ぼたん庭園「正月ぼたん」の様子
鶴岡八幡宮は例年1月中旬くらいまでには非常に混雑するため、1月下旬になってから訪れました。
神苑ぼたん庭園の入口は、東の鳥居側・鶴岡幼稚園側と三の鳥居・正面側の2箇所です。
今回は東の鳥居側・鶴岡幼稚園側から入りました。
源氏池の周りにある神苑ぼたん庭園は源氏池を眺めながらゆっくりと見られるのが素敵です。
この時期はカモメ(ユリカモメ?)が源氏池に大漁に飛来していて、鳴き声が少しうるさいのが欠点ですが、これも鶴岡八幡宮の冬の風物詩です。
ベンチがところどろこあるので、それほど寒くない日なら、腰掛けてゆっくりと風景を楽しむのもおすすめです。
少し歩くと菰(藁)で囲われた牡丹が見えてきます。
寒い中、美しく可憐に咲く牡丹
多くの菰が並び、その中に牡丹がそれぞれ咲いています。
たまに普通に植えられているものもあります。
いろいろな牡丹の花が楽しめるのが、ここの良さです。
鑑賞にかかる時間は人それぞれですが、ゆっくり歩いても15分くらいです。ただ足を止めてゆっくり見ていると30分以上は見ていることも。
牡丹の時期以外は閉鎖されているエリアなので、開園していたら入ってみるのも良いのではないでしょうか?
陽があたり輝くように見える牡丹
また時折着物姿で訪れる人がいるのが鶴岡八幡宮ですが、着物姿と牡丹というのも凄く綺麗です。
近くで着付けしてくれて、鶴岡八幡宮辺りを散策出来るプランがあるので、着物を着て訪れてみるのも良いのではないでしょうか?
混雑具合は1月7日までは避けた方が良いと思いますが、それ以降は土日でなければ、団体さえ来なければ、それなりにゆっくりと鑑賞できます。
30分くらいゆっくりと牡丹の鑑賞を楽しみました。
動画もあるので、よければご覧ください。
鶴岡八幡宮・神苑ぼたん庭園「正月ぼたん」を見に行こう!
鶴岡八幡宮は年間を通して混雑していますが、神苑ぼたん庭園は割と静かでゆっくりできます。
鶴岡八幡宮に初詣に出かけた時にでも是非立ち寄ってくださいね。
以上、鶴岡八幡宮の神苑ぼたん庭園「正月ぼたん」についてでした。
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