6月の初旬 初夏の鎌倉宮の有料拝観エリアへ参拝に行ってきました。
紫陽花の見頃にはちょっと早かったものの、紫陽花と新緑の緑、そして落ち着いた空気が流れる空間で、拝観料を払っても見て良かったと思うものでした。
その時の様子を写真を多めに紹介します。
鎌倉宮の拝観エリアについて
鎌倉宮は通常の参拝であれば拝観料はかかりません。
上記の写真に写っている建物が拝殿ですが、この前までなら無料で行くことが出来ます。
拝殿の更に奥、御祭神の護良親王が幽閉されていた土牢や宝物殿を見たい場合は、拝観料300円を支払って拝観エリアに向かうことになります。
拝観エリアに行くには拝殿の左側にある上記写真の建物で拝観料を支払って入場しないといけません。
時折、上記の建物が閉じていることがありますが、その場合は社務所に隣接してある授与所で拝観料を支払い、社務所側の拝観エリア入口から入ることになります。
拝観料は、大人(中学生以上)300円・小学生150円です。
通常は上記の入口から入っていきます。
紫陽花の時期の有料拝観エリア
300円を支払い、有料の拝観エリアへ
鎌倉宮の拝殿と本殿
有料の拝観エリアに入ると右側には社殿がよく見えます。
壁が無いタイプの拝殿も風情があって良いですよね。
奥の本殿へと繋がっています。
先に進むと塀があり本殿は屋根の部分しか見えなくなります。
大きな屋根が本殿で左の小さな屋根が摂社の南方社です。
奥に進むと石で出来た階段があります。
階段から横を見ると本殿の後ろに階段があり、その奥に何かあることがわかります。
奥に進んでいくと石碑がありました。大塔宮御望所と書かれています。
護良親王が幽閉されていたとされる土牢
本殿の裏側には上記写真のように鳥居のような門のようなところがあり、この奥へ
先程階段を登る前に見た本殿の後ろから伸びる階段のところへ。この反対側を見ると
鎌倉宮の御祭神である護良親王が幽閉されていた土牢がありました。
土牢の横には説明板があります。
9ヶ月間も土牢に幽閉されていたということですが、よくも耐えられたな~と。
土牢の前には賽銭箱も置かれています。
隙間から中を見てみました。
2段構造の岩窟になっていて、高さは4メートルもあるそうですから普段は光なんて入って来ない真っ暗な場所です。
土牢を後にして次へと進みます。
紫陽花と御神苑
土牢を後にして先に進むと6月ならではの紫陽花が咲いています。
まだ少し時期が早かったので満開という訳にはいきませんでしたが、鎌倉の神社と紫陽花、とても雰囲気があります。特に鎌倉宮の有料拝観エリアはあまり人が来ないこともあって、すごく落ち着ける場所です。
少し先に進むと「神苑」と書かれた石碑が置かれています。
苔むした石が置かれています。
その横に広がる林、神がいる庭といったところでしょうか?すごく神秘的な場所で、時折聞こえる鳥のさえずりが心地いい場所です。
この辺りにはところどころ紫陽花が咲いています。
長谷寺や明月院のように紫陽花の名所という訳ではありませんが、こちらは人がほとんどいない状態でゆっくりと紫陽花を鑑賞出来るのが本当に良いところ、人混みが嫌いな方には特におすすめです。
鎌倉宮碑や御構廟、教育勅語碑
鎌倉宮の有料拝観エリアも後半になってきます。
護良親王(大塔宮)の首が置かれたという「御構廟」、ちょっと怖いですね。
護良親王のお墓はここから約200メートル離れたところにあります。
有料拝観エリアには多くの石碑がありますが、一番大きいものが「鎌倉宮碑」です・
碑に刻まれた文字は風化して既に読むことが出来ません。
鎌倉宮碑の横には説明板がありますが、漢字とカタカナによる昔の書き方で読むのに苦労します。
他にも教育勅語碑等、いろいろな石碑がありました。
宝物殿と社務所
先に進むと普段は使われていない社務所と宝物殿があります。
上記が普段は使われていない社務所です。この社務所の前に宝物殿があります。
ガラスで囲われていますが、鎌倉宮に伝わる宝物等が展示されています。
日本史が好きな方であればきっと楽しめるものが数多く展示されています。
馬に乗った護良親王の木造
勝海舟の書や伊藤博文の書もありました。右側の肖像画は明治天皇です。
鎌倉宮と言えば獅子頭が有名ですが大きな獅子頭
お神輿も展示されていました。
他にもいろいろと展示されているので、展示されているものは是非、あなたの目で見てくださいね。
そして拝観エリアの出口です。ここを出ると御朱印等がいただける社務所・授与所があります。
鎌倉宮の拝観エリアはおすすめ?
鎌倉宮に行った時に有料の拝観エリアは見るべきかどうか?悩む方もいると思います。
紫陽花が咲いていると言ってもどれぐらい咲いているのかな?と思ったり。
紫陽花に関して言えば年によって多く咲いたり、あまり咲かない時もあるので、一概には言えませんが、土日でも混雑することもなく平日であれば貸し切り状態になることもある拝観エリアなので、ゆっくりと紫陽花を楽しめるのは間違いありません。
すごく咲いている訳では無いのですが、落ち着いた雰囲気の中、紫陽花を楽しめます。
また土牢や宝物殿等、他にも見どころがあるので300円を出してみる価値は十分にあると思います。というか管理人はこれで3回目の拝観です。
いろいろな紫陽花を落ち着いて見られるので、ここでゆっくりと過ごすのが好きなんです。
鎌倉宮に来たのなら是非、有料の拝観エリアも見てくださいね。
以上、鎌倉宮の拝観エリア(土牢・宝物殿)へ紫陽花の時期に参拝したレポートでした。
- 住所:〒248-0002 神奈川県鎌倉市二階堂154
- TEL:0467-22-0318
- 御朱印:あり
- 参拝可能時間:24時間
- 社務所受付時間:9:00~16:00
- 拝観時間:9:30~16:30(12月から1月は16時まで・いずれも受付は30分前まで)
- 拝観料:大人300円/小学生150円(幼児は無料)
鎌倉の代表的な神社