鶴岡八幡宮の境内から一旦出て、東南方向の角地にある築山稲荷社へ6月の上旬に参拝に初めて行ってきました。
あれ?と思うことが2つあったので、その時の様子と初夏の築山稲荷社の様子を写真を多めにお伝えします。
築山稲荷社の場所
そもそも築山稲荷社ってどこにあるの?と思う方の方が多いと思います。
段葛を通って鶴岡八幡宮の三の鳥居の前、ここで境内に入らず右に曲がり、金沢街道を歩いていきます。
道幅は少し広くなるところがあり、左に細い路地があるので、ここを左折して少し歩くと鳥居が見てきます。
初夏だと緑が生い茂り、少し森っぽく感じるようになっており、その中に築山稲荷社は鎮座しています。
大きな木に葉が生い茂り、少し暑さも和らぐ場所です。
子お稲荷様が鎮座する築山稲荷社
築山稲荷社に入って参道にそって社殿の方へ向かいます。
小さな神社ですが、鳥居は入口と社殿の前の2箇所にありますが、二の鳥居の後ろにお稲荷様が対になって置かれています。
右側のお稲荷様はやや風化していますが、両方とも前足の下に何かを抱えています。
左側のお稲荷様が抱えているのは俵でしょうか?お稲荷様は元々五穀豊穣・商売繁盛のご利益があるとされているので、俵を抱えているとよりご利益がありそうに思いませんか?
思わず俵を撫でてご利益をお祈りしてしまいました。
そして右側のお稲荷様が抱えているものは…
子供のお稲荷様!!!!
稲荷社・稲荷神社には今まで数十箇所以上参拝していますが、子稲荷様を抱えているお稲荷様を見たことが無いので、珍しいと感じました。
狛犬様なら子狛犬を抱えていることはよくありますが、お稲荷様では滅多になさそうです。
撫でると子宝に恵まれそうですよね。旗上弁財天社と合わせてお参りするとご利益がありそうです。
正弐位なのに正一位稲荷社の築山稲荷社
入口のお稲荷様に挨拶をして社殿の前へ。
築山稲荷社はGoogle Mapで見ると「正一位稲荷社」と書かれていたり、他のサイトでは「正一位稲荷大明神」と書かれていることがあります。
築山稲荷社は、1857年に正一位稲荷大明神の神号を許可されたことになっています。
しかし、社殿の社号額を見てみると…
「正弐位稲荷社」と記されています!
これはどういうこと何だろう?と思いましたが、ちょっと文献が見当たらないのでわかりません。何かご存知の方がいましたら、教えてください。
追記:わかりました。よく見たら「正弌位」と書いてあり「正弐位」と比べ棒が1本足りないので、「正一位」と同じ意味ということでした。
教えていただいた方、ありがとうございます。
新緑が眩しい6月の築山稲荷社へ行こう
築山稲荷社の境内にはいくつかの大きな木々があり、6月の新緑の季節は葉が生い茂りともても活力ある神社に感じました。
太く大きな木、神木という訳では無さそうですが、長い間この地に潤いを与えてきただけに触ると生命力を感じさせてくれました。
鶴岡八幡宮の境内は混雑していても築山稲荷社は静かなことが多いので、ここでゆっくりとしてみてはいかがでしょうか?
以上、初夏の築山稲荷社へ参拝に行って少し変わったお稲荷様を見てきたという参拝レポートでした。
- 住所:〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-19
- TEL:-
- 御朱印:なし
- 参拝可能時間:24時間
- 社務所受付時間:社務所なし
鎌倉の代表的な神社