例年1月15日に行われる鶴岡八幡宮の左義長神事(どんど焼き)を見てきました。
地域や神社によって「左義長」「どんど焼き」「どんどん焼き」等、名称が異なりますが鶴岡八幡宮は「左義長神事」としています。
実際の様子を写真を添えて紹介します。
鶴岡八幡宮の左義長神事(どんど焼き)について
同じ鎌倉の神社でも「左義長神事」「どんどん焼き」「どんど焼き」と呼び名が異なりますが、鶴岡八幡宮では、古神札焼納祭・左義長神事のことを「左義長神事」としています。
例年1月15日の朝7時から行われます。
毎年1月15日で曜日に関係なく行われます。
場所は鶴岡八幡宮の斎館と鶴岡幼稚園の間、源氏池の前です。メインの参道から離れているので、間違えないようにしてください。
なお鶴岡八幡宮は年間を通じて古神札やお守り等を収めるところがあります。
なお「どんど」「とんど」と呼ばれる藁で作られる塔は、1月12日くらいから作り始められます。
鶴岡八幡宮の左義長神事(どんど焼き)の様子
直前まで鎌倉宮のどんど焼きを見ていたので、鶴岡八幡宮に到着したのは7時2分前、既に多くの方が左義長神事が始まるのを待っていました。
祝詞奏上などの神事が行われる直前の様子
毎年1社か2社くらいテレビ局も取材に来ています。
7時を少し過ぎたくらいになると神職の方が来て、祭礼を始めます。
祝詞奏上や氏子会?の代表の方等がメインになって進行していきます。
「どんど」「とんど」と呼ばれる藁で作られた塔の前に置かれていたお供え物が撤去され、いよいよどんど焼きの始まりです。
箱に入れられていた火を神職の代表の方が手に取ります。
そしてどんどに火を放ちます。
火をつけるところは燃えやすくなっているので、すぐに火が広がっていきます。
燃えだすどんど、よく「パチッ」という弾ける音が響き渡ります。
次第に全体的に燃え始めます。
神社の方が参加している方にみかんを配ってくれました。
最初は1人1個ですが、残っていて人が減ってくると何個でも良いよ~という状態になります。縁起ものなので、ここはありがたくみかんをいただきましょう。
どんどんと燃え広がる炎
徐々にどんどが燃えて崩れてきます。
適度に崩れてくると持ち込まれていた古神札等を投げ入れて燃やしていきます。
なお燃やしてもらえないものもあるので、事前に確認しておきましょう。
なお安全確保のため、消防車も止まっていました。すぐ横に池があり、消防車も手配されていれば、安全ですね。
始まってから1時間ほど、炎も収まってきて、終了となります。
動画もあるので、よければご覧ください。
鶴岡八幡宮の左義長神事を見に行こう
どんと焼きは、小正月の行事で1月14日から1月16日に行われるものです。
旧暦の1月15日は満月なことが多かったので、満月と神聖な火による浄化の力で、1年間の災いを払い、豊作や商売繁盛、家内安全、無病息災、子孫繁栄を願うのが一般的でした。
特にどんと焼きの煙を浴びると、1年間無病息災で過ごせると言われています。
1月15日の日付固定のため、平日に行われる場合もあり、参加しにくいですが早朝7時からなので、通勤・通学前にも立ち寄れる人は多いのではないでしょうか?
早朝なので、鶴岡八幡宮に参拝している人も少なく、落ち着いて参拝も出来ます。
また休みをとって、この後は鎌倉散策に出かけるのも良いかもしれません。8時頃に終わるので、まだまだ1日は長く残っています。
是非、鶴岡八幡宮の左義長神事、機会があれば見に来てください。
以上、鶴岡八幡宮の左義長神事(どんど焼き)の様子についてでした。
鶴岡八幡宮
- 住所:〒248-8588 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
- TEL:0467-22-0315
- 御朱印:あり
- 参拝可能時間:10~3月・6:00~21:00/4~9月・5:00~21:00
- 社務所受付時間:10~3月・6:30~20:30/4~9月・5:30~20:30
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