鶴岡八幡宮では、毎年1月下旬に「鶴岡厄除大祭」を行い、それから数日間「鶴岡厄除大祈祷」が行われます。
今年は厄年だから、厄払い・厄除けに行こうかな?と考えている方に鶴岡八幡宮の鶴岡厄除大祭・鶴岡厄除大祈祷について説明します。
厄年以外の方も受けられます。
鶴岡八幡宮の鶴岡厄除大祭・鶴岡厄除大祈祷について
鶴岡八幡宮の鶴岡厄除大祭・鶴岡厄除大祈祷は、元々節分の直前の土日を含む3日間で行われていたそうですが、ここ数年は1月25日前後から1月31日まで行われています。
- 2022年:1月25日(火)~1月31日(月)
- 2021年:1月22日(金)~1月31日(日)
- 2020年:1月24日(土)~1月31日(金)
- 2019年:1月25日(金)~1月31日(木)
- 2018年:1月26日(金)~1月31日(水)
初日の朝9時から鶴岡八幡宮宮司を中心に「鶴岡厄除大祭」が行われ、その後に「鶴岡厄除大祈祷」が順次行われます。
*鶴岡厄除大祭は、初日の9時からのみです。
鶴岡厄除大祈祷は、平日は1日6回、土日は人数が集まり次第、随時行われます。
平日は、10時・11時・12時・13時・14時・15時の6回です。
土日は朝9時からです。
受付は朝8時30分から開始されます。
開場は、鶴岡八幡宮の舞殿で行われ、受付は舞殿横に仮設で作られた受付で行います。
事前の予約は必要ありません。当日行って、申し込めます。
厄払いにかかる時間は30分ほどですが、壁の無い舞殿で行われるので、外にいるのと変わりません。
動かないでいる時間が10分以上はあるので、風邪を引かないように防寒対策をして来られることをおすすめします。
なお予約は
厄年と厄払い・厄除けについて
厄年は、宗教・宗派によって若干異なりますが、一般的には下記の年齢です。
男性 | 前厄 | 本厄 | 後厄 | |
1回目 | 数え年 | 24歳 | 25歳 | 26歳 |
実年齢 | 23歳 | 24歳 | 25歳 | |
2回目 (大厄) |
数え年 | 41歳 | 42歳 | 43歳 |
実年齢 | 40歳 | 41歳 | 42歳 | |
3回目 | 数え年 | 60歳 | 61歳 | 62歳 |
実年齢 | 59歳 | 60歳 | 61歳 |
女性 | 前厄 | 本厄 | 後厄 | |
1回目 | 数え年 | 18歳 | 19歳 | 20歳 |
実年齢 | 17歳 | 18歳 | 19歳 | |
2回目 (大厄) |
数え年 | 32歳 | 33歳 | 34歳 |
実年齢 | 31歳 | 32歳 | 33歳 | |
3回目 | 数え年 | 36歳 | 37歳 | 38歳 |
実年齢 | 35歳 | 36歳 | 37歳 |
鶴岡八幡宮は上記に合わせて女性のみ4回目の厄年として数え年で60歳・61歳・62歳が加わっています。
鶴岡八幡宮では「厄除け」という言葉を使っていますが、神社は「厄払い」、お寺は「厄除け」という言葉を使うことが多いです。
鶴岡八幡宮は元々はお寺だったので「厄除け」という言葉を使っているのかもしれませんね。
厄除けはお正月三賀日や、節分前に集中する傾向にありますが、厄除けは節分前までに済ませるというのが昔は一般的でした。
なぜ節分までに済ませるのかと言えば、節分は昔、大晦日と同じような意味合いがあったからです。
節分の翌日は「立春」となり、立春は「新年・お正月」と同じように扱われていました。
立春のことを「正月節」ということもあります。
つまり新しい年となる立春の前日である節分までに厄年を迎える人は、厄払いを受けるのが良いとされていたためです。
厄払いをして、立春からの新年を過ごすという考えがあったからです。
鶴岡厄除大祈祷は、厄年以外の方も受けられます。
なお立春とか節分という言葉は非科学的な感じを受けるかもしれませんが、立春や節分の日にちというのは、非常に科学的に決められているものです。
立春の日は、地球から見た太陽の位置が春モードに入った時です。太陽の位置が春モードに入っても、すぐには暖かくならず1~2ヶ月遅れて地表が温められてくるので、実際に暖かくなるのは、3月から4月ということになります。
詳しくは暦サイト「こよみる」の二十四節気をご覧ください。
鶴岡厄除大祈祷でかかる費用(初穂料)
鶴岡厄除大祈祷でかかる費用(神社に支払うお金は、初穂料と言う)は、1万円からです。
1万円で良いのですが、それ以上を支払いたい・納めたい場合は、2万円でも3万円でも構いません。
ただし金額による差は鶴岡厄除大祈祷ではありません。
神社によっては厄払いの初穂料の金額で、授与品(御札等)が異なって来ることがあるので、他の神社で厄払いを受ける場合は事前に確認された方が良いでしょう。
鶴岡厄除大祈祷の様子
鶴岡厄除大祭の数日前から、舞殿前に厄除大祈祷用の会場が作られます。
厄除けに訪れた人たちが座る場所が作られます。
上記のような感じで厄除けを受ける方が座ります。
鶴岡厄除大祈祷は、舞殿横に受付(申込用紙記入所)が作られるので、ここで申込みを行います。
申込みを終えたら、その時の混雑状況によって1時間以上待つこともありますが、時間になったら受付に来て、舞殿の席に座るように指示されます。
そして大祈祷が始まります。
大祈祷は鶴岡八幡宮の神職の方が行います。
大祈祷が終わると授与品(特別奉製の厄除木札、大祈祷限定の破魔矢、厄難焼納札、撤下のお菓子)を受取り、焼納斎庭に向かいます。
焼納斎庭で厄難焼納札をお焚き上げしてもらい、終了となります。
厄難焼納札以外は基本的にはこの中へは入れません。
焼納札を納めている時は、神職の方による祝詞奏上が行われていました。
鶴岡厄除大祈祷へ行こう
鶴岡八幡宮の鶴岡大祈祷は、大きな神社で厄払いをしてもらいたい!という人向きです。
なお管理人は小さな神社で、宮司自ら厄払いを行ってくれる神社の方が好きです。
これは好みや信仰の問題なので、どちらが良い、どちらが正しいということはありません。
ただ気分的には有名な神社で厄払いを受けた方が御利益がありそう、と思う気持ちもわかりますし、源頼朝が作った鶴岡八幡宮で運が上昇しそう!と思うのも当然でしょう。
機会があれば、是非鶴岡八幡宮の鶴岡厄除大祈祷を受けたり、見てくださいね。
以上、鶴岡八幡宮の鶴岡厄除大祭・鶴岡厄除大祈祷についてでした。
鶴岡八幡宮
- 住所:〒248-8588 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
- TEL:0467-22-0315
- 御朱印:あり
- 参拝可能時間:10~3月・6:00~21:00/4~9月・5:00~21:00
- 社務所受付時間:10~3月・6:30~20:30/4~9月・5:30~20:30
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