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夏の常盤八雲神社へ参拝に行ってきた。伝承も紹介

神社訪問・参拝レポート

7月の後半、常盤の鎮守である常盤八雲神社へ参拝に行ってきました。

小さな神社ですが、歴史は古く鎌倉幕府が出来た頃に建立されたと言われて入、地元の方にも愛されていることがわかる神社でした。

夏の常盤八雲神社の様子を写真を添えて紹介します。

合わせて神社に伝わる伝承もお伝えします。

八雲神社の場所は少し不便なところ

常盤八雲神社

常盤八雲神社は、鎌倉市の中でも訪れるのにちょっと不便な場所にあります。どの駅からも徒歩20分以上かかります。

ただバス停は非常に近いので、バスで訪れるのが一番です。

初めて訪れた時は、鎌倉駅から延々と歩いていきましたが、30分ほどかかりました。

鎌倉駅西口から伸びる道が市役所通りなので、迷うことなくいけます。

常盤八雲神社の境内の様子

常盤八雲神社

道に面して鳥居があり、その奥に階段があって社殿へと続いています。

常盤八雲神社の参道の階段

鳥居をくぐり、やや急な階段を上っていきます。

常盤八雲神社の紫陽花

7月の後半でしたが、少しだけ紫陽花が残っていました。6月ならそれほど多くは無いものの、紫陽花も楽しめます。

常盤八雲神社の社殿

常盤八雲神社

そして階段を上り終えると社殿が目の前にあります。

この時は提灯が出ていましたが、普段は出ていません。ちょうど例祭が終わって数日後だったので、提灯が残っていただけです。

常盤八雲神社の社殿は上部の装飾を見てください。

常盤八雲神社の社殿

もういろいろと彫り込まれています。

常盤八雲神社の社殿の龍神様

まず上の中央に彫り込まれている龍神様

常盤八雲神社の社殿の装飾

常盤八雲神社の社殿の装飾

龍神の下には波間を飛ぶ鳥が刻まれています。

常盤八雲神社の社殿の装飾

常盤八雲神社の社殿の装飾

その下にも波間を飛ぶ鳥が刻まれています。

常盤八雲神社の社殿の唐獅子

常盤八雲神社の社殿の唐獅子

端には唐獅子の木彫りが取り付けられています。

常盤八雲神社の社殿の象

常盤八雲神社の社殿の象

唐獅子の横には象の木彫りも取り付けられています。

象は牙があるものと牙の無いものがあるので、メスとオスであることがわかります。

常盤八雲神社の扁額
扁額には縦に「八雲神社」と刻まれていますが、下の方が焼けていました。

常盤八雲神社の賽銭箱

お賽銭を入れ、二拝二拍手一拝をして参拝させてもらいました。

常盤八雲神社の社殿の中

社殿の中を覗かせてもらいましたが、御神輿が2基、納められていました。

やぐららしき祭壇

常盤八雲神社の境内

社殿に向かって右側にやぐらのような所があります。

常盤八雲神社の境内

四角に石が削り取られ、祭壇のようになっています。何を祀っているのかわかりませんが、鎌倉の神社らしい雰囲気を感じられます。

常盤八雲神社の境内社は稲荷神社

常盤八雲神社の境内

やぐらっぽい祭壇のようなところからやや右側に、山道のようなところがあります。

その先に少し進むと小祠があります。

常盤八雲神社

おそらくですが、常盤八雲神社には境内末社として稲荷社があることになっているので、この小祠が稲荷社だと思われます。

鎌倉は「いなり講」と呼ばれるお稲荷様信仰が流行っていた地域なので、わりと境内社に稲荷社がある神社が多くなっています。

常盤八雲神社の伝承

常盤八雲神社

常盤八雲神社には面白い伝承が残っています。

昔、梶原のはずれにあった 「加護社」 のご神体が大雨による崖崩れで流され、ちょうど田の見回りに出ていた農民がそれを見つけ、ひしゃくですくい上げて近くの山にまつりました。麦の収穫の時期だったので、麦飯を炊いてお供えしたということです。これがこの神社の起こりだというのです。そのためか 八雲神社にお参りするときには今でも 「常盤の天王 麦天王 竹の子びしゃく (小便びしゃくともいうそうです) で水かけろ」 というのだそうです。

この辺りは梶原景時の領地があり、災いを除 <祈願のためにあがめられたといいます。

かまくら子ども風土記 269ページより

こういう言い伝えが鎌倉には多いのですが、掛け声まで残っているのは、きっと何か特別な意味が他にあったように感じます。

以上、夏の常盤八雲神社への参拝レポートでした。

  • 住所:〒248-0022 神奈川県鎌倉市常盤534
  • TEL:0467-22-3251(御霊神社)
  • 御朱印:なし
  • 参拝可能時間:24時間(夜は危険)
  • 社務所受付時間:社務所なし
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