大船駅の西口近くに鎮座する神明神社へ、7月の後半に参拝に行ってきました。
あまり有名な神社ではありませんし、参拝するまで少々疲れる神社ですが、境内の様子や夏に訪れる時の注意点を紹介します。
岡本の神明神社、夏の参拝の注意点は階段と蚊
神明神社に参拝する時、何が大変かと言えば、それは階段です。
入口から既に階段で始まる神社で、階段の段数を数えたところ(数え間違ってなければ)75段ありました。
1段20cmとして75段ですから15メートルくらいの高さを上ることになります。
15メートルと言えば4階建てのビルと同じくらいの高さ、しかもかなり急な階段で、所々傷んでおり、転びそうになることも。
上りはまだ良いのですが、帰りは本当に危険なので、ゆっくりと慌てず、降りてくるようにしてください。
また木々があって木陰になっているとは言え、午後であれば30度くらいまで気温は上昇するので、汗もかきます。出来れば飲み物を持っていって水分補給が出来るようにして下さい。
また境内は木々に覆われていて、蚊が非常に多くいます。
この日、ショートパンツというスタイルで参拝したものの、肌が出ているところにはかなり強めの虫除けスプレーをしていったものの、数箇所刺されました。
手は気をつけていればまだ追っ払うことが出来ますが、足は気付かないうちに刺されてしまいます。
ショートパンツ・短パンではなくきちんと足首まであるパンツ(ズボン)で、靴下を履いていくことをおすすめします。
神明神社の境内の様子と見どころ
神明神社は大きな神社ではありませんが、見どころを紹介していきます。
鳥居脇の石碑や庚申塔
神明神社の入口となるところにはいろいろな石碑が置かれています。
鳥居に向かって右側にあるブーメランのような形をした石碑は「海軍水兵 小林不二三 忠魂碑」と言われるものです。
明治38年に佐世保口内で三笠艦の爆発とともに殉職した「海軍水兵 小林不二三」氏の忠魂碑として明治40年(1907年)に建てられたそうです。
鳥居に向かって左側には庚申塔が置かれています。
庚申塔は、庚申講と呼ばれる民間に広まった宗教です。大正時代まで割と盛んに信仰されていました。
一番左の庚申塔の下には三猿(見猿聞か猿言わ猿)が描かれています。
面白いのが鳥居下に設けられた賽銭箱です。年配の方だとこの階段を上るのは本当に大変なため、鳥居の前で参拝してお賽銭を入れられるように設置されたものだと思われます。
鳥居の左右にある石灯籠には「キケン ですので、このとうろうにのぼらないでください。」と張り出されていました。
やんちゃな子どもが上るのでしょうね。
鳥居左側には由緒記もありました。
鳥居のあたりを見たら、75段ある階段を上ります。
神明神社の境内
どうにか階段を上り終えると左前方に神明神社の社殿が見えます。
階段を上り終えたところの左右を見ると恐らくは以前あった鳥居の台座が残されていました。老朽化して壊れたか、危険と思って取り除かれたのでしょう。
先に進んで2つ目の階段の前へ。
手水舎もありましたが、水は出ないようになっていました。
一応トイレはあるものの、壊れていて使えないようです。
また境内の片隅にはビニールシートで覆われた椅子が置かれていました。
4月の概ね第2日曜日に行われる例祭で使われるのでしょう。舞台が作られカラオケ大会などが行われているそうです。
神明神社の拝殿と御神輿
ちょっと足腰がふらつく中、最後の階段を上って拝殿の前へ。
あまり参拝するスペースはありません。
賽銭箱は普通に置かれていました。あまり人の来ない神社だと蓋がされていたりするものですが、普通に置かれているということは、それなりに人が来ているのでしょう。
拝殿に掲げられた扁額、文字が薄くなっていて読みにくいですが恐らく「神明宮」と記されていると思います。
拝殿の中を少し覗かせてもらいました。
御神輿が2台入っていて、その奥に小さなお社がありました。その上には「神明宮」と書かれた扁額がありました。
お祭りの時にはこの御神輿が登場するのでしょう。
拝殿の前で二拝二拍手一拝をして参拝しました。
蚊にさされ、階段で疲れて大変でしたが、近くに訪れた時は参拝されてみてはいかがでしょうか?
以上、夏の神明神社(岡本)の参拝レポートでした。
- 住所:〒247-0072 神奈川県鎌倉市岡本2-6-24
- TEL:-
- 御朱印:無い模様
- 参拝可能時間:24時間(夜は非常に危険)
- 社務所受付時間:社務所なし
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