まだまだ暑い8月の後半、龍口明神社へ参拝に行ってきました。
龍口明神社は、西鎌倉駅からもほど近いこと、御朱印がいただけることから、鎌倉の西側においては人気の神社です。
実際に訪れて撮影した写真を添えて龍口明神社の夏の様子を紹介します。
龍口明神社の境内の様子
西鎌倉駅方面から歩いてくると石垣が見えてきます。ここが龍口明神社です。
立派な鳥居と立派な社号標があります。
社号標の裏に面白いものがありました。ペットポールです。
犬などのペットを繋いでおくものです。
基本的に神社は注意書きがなければペットを連れての参拝は不可ですが、最近はこのことを知らない人も増えてきており、単純にペット禁止にするのではなく、このようにペットを繋いでください、と書いておくのは良いアイデアだと思いました。
鳥居をくぐって境内に入ると参道は右に曲がっています。
参道に進んで歩いていきます。
参道に進んで歩いていくと参道が2つにわかれています。右側を見ると上記の写真のように奉納の旗の奥に大きな木があります。
この木が龍口明神社の神木です。
左側を見ると二の鳥居がありその奥に社殿が見えます。
社殿にむかって右側を見ると工事をしていました。
五頭龍陣大明神の像を作っているそうで、令和3年(2021年)10月に完成予定となっていました。訪れた日は2021年8月25日なので、あと2ヶ月ほどで完成ということになります。
完成後に見に行った時の様子は下記記事を参考にしてください。
二の鳥居の周りに遮るものが無いのでより大きく見えます。
二の鳥居を抜けて左側を見ると手水舎があります。
龍神様の口ではなく胴?から水が注がれていました。
参道を少し進み右側を見ると社務所と授与所があります。
御朱印はこちらでいただけますが、不在時もあります。
そして社殿の前へ、かなり大きく立派です。まだまだ新しい社殿に見えます。
昭和53年にこの場所に遷座しているので、古い社殿ではありません。
狛犬様が左右に置かれていますが、まだ新しく見えます。
子狛犬と毬をもった一般的な形の狛犬様です。
少し進み左側を見ると古神札納所がありました。
定期的に境内でお焚き上げを行っているようです。
そして社殿の前へ
おみくじや絵馬などが置かれていました。
賽銭箱は中央に置かれていました。
社殿の戸が開いており、中を見ることが出来ました。
上を見上げるとこちらも立派な扁額がかかっていました。
社殿の前には大きな龍の絵が置かれていました。
社殿の横に回ってみると本殿は一段高くなっているのがわかります。
社殿の右側に建物がありましたが、こちらは書道教室とのことです。
社殿に向かって左側は一段低くなっていて、広場がありました。
小さな焼却施設があり、ここで焼納しているようです。
龍口明神社の龍神の伝承
龍口明神社で祀られている五頭龍大神には面白い伝承があります。
五頭龍大神は、昔は子どもを食べてしまう悪い竜神でしたが、弁財天を見た五頭龍大神は、弁財天の美しさに一目惚れしましたが、悪い竜神なのでフラレてしまいます。
そのため改心して人々を助け慈悲の徳を施すようになりました。その後、弁財天と結婚したと言われています。
その弁財天が祀られているのが江島神社です。
だから龍口明神社だけでなく、江島神社も合わせて参拝するとより縁結びにご利益があるとも言われています。
龍口明神社の神門
龍口明神社のあちこちに3つの三角形が描かれた家紋のようなマークがあります。
上記のマークです。
こちらは家紋では「鱗紋」と呼ばれるものです。
三角形が連なった形が蛇や竜のうろこの様に見えることから『鱗』と呼ばれるようになった。古代から世界各地に見られ、日本では古墳の壁画などでもみることができる。魔除けの力があると信じられ信仰的な意義により家紋となった。
家紋のいろはより
龍神様を祀る神社だからか、龍の鱗としてこの神紋を使っているように思います。
同じ神紋を使っている神社だと鎌倉市内であれば「銭洗弁財天宇賀福神社」がありますが、銭洗弁財天宇賀福神社の場合、北条氏にゆかりがあるため、北条氏の家紋だから使っている可能性もあります。
夏の龍口明神社は暑かった
夏の龍口明神社に訪れて思ったのが非常に暑い!ということ。
境内は非常にひらけているので、日差しを遮るところが無いので、かなり熱くなっています。御神木の周りや参道から外れた広場の辺りにしか木が無いのがキツいところです。
ただ夏らしい空と鳥居や社殿とのコントラストが美しい神社でした。
以上、夏の龍口明神社への参拝レポートでした。
- 住所:〒248-0033 神奈川県鎌倉市腰越1548-4
- TEL:0467-32-0833
- 御朱印:あり
- 参拝可能時間:24時間
- 社務所受付時間:9:00~17:00
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