住所的には稲村ガ崎になるけど鎌倉山の中腹にある熊野権現社へ参拝に行ってきました。
山の中にひっそりと鎮座する神社で由緒がよくわからない不思議な神社です。
熊野権現社へ行くまでのルートや境内の様子を写真を添えてお伝えします。
なお鎌倉で熊野権現社と言えば住んでいる地域にもよりますが、荏柄天神社の熊野権現社のことだと思う方が割といます。
荏柄天神社の熊野権現社は荏柄天神社のある二階堂の鎮守とされていたためです。
熊野権現社までのルート・道のり
稲村ガ崎というよりは、七里ヶ浜の住宅街の奥にある熊野権現社は、下水ポンプ場と戸田工務店の間の道を進んでいきます。
左側にバイクが止まっていますが、その奥が下水ポンプ場です。
下水ポンプ場の右側の道をとにかく進んでいきます。
ひたすら進んでいくと道が階段に切り替わります。鎌倉ではよくあることです。
この階段をとにかく上っていきます。
夏場だと蚊が多いエリアなので、虫よけは必須です。
鎌倉って本当に階段が多いです。
階段が終わり、コンクリートブロックで舗装されている道になると、熊野権現社はあと数メートルです。
見碑側に鳥居と「熊野権現社」と刻まれた石碑が出てきます。
右側のコンクリートブロックで舗装された道が通ってきた道で、その道にほぼ平行に熊野権現社があります。
熊野権現社の境内
熊野権現社の境内と言っても鳥居があり、2~3メートルの石畳があり、小祠が置かれているだけです。
小さな小さな神社です。
鳥居をくぐるとすぐに小祠があります。
小祠の横には仏像?が置かれています。
小祠の後ろには古い石祠が傾きながらも残っていました。
小祠の中を覗かせてもらったところ、烏天狗の姿をした熊野大権現の像が祀られていました。
熊野権現社の由緒はどうなっているのか?
熊野権現社の由緒は不明ですが、大きく分けると2つの説があります。
- この辺りにかつてあった聖福寺(建長5年・1254年創建)の境内社だった
- 極楽寺の境内社だった
聖福寺の境内社だった場合、社殿(というよりは石祠)が向いている方向が逆でおかしいように思います。
極楽寺の境内社だった場合は極楽寺の方を向いています。
鎌倉には由緒がよくわからない神社が割とありますが、そういうのを調べているのも面白いものです。
以上、夏の熊野権現社への参拝レポートでした。
- 住所:〒248-0024 神奈川県鎌倉市稲村ガ崎5-38 付近
- TEL:-
- 御朱印:なし
- 参拝可能時間:24時間(夜は非常に危険)
- 社務所受付時間:社務所なし
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