鎌倉市小袋谷にある厳島神社へ、夏真っ盛りの8月上旬に参拝に行ってきました。
北鎌倉駅と大船駅のほぼ中間にある厳島神社は、観光で訪れる人はほぼいない静かな神社ですが、のどかな雰囲気がする神社です。
実際の様子を写真を添えて紹介します。
厳島神社の表参道と裏参道
小袋谷にある厳島神社は、北鎌倉と大船駅のほぼ中間地点にあります。
- 北鎌倉駅から徒歩=表参道が近い
- 大船駅から徒歩=裏参道が近い
ただ表参道・裏参道としていますが、厳島神社の入口は1つだけなので、表参道も裏参道も合流します。
厳島神社の表参道
厳島神社の表参道は、成福寺というお寺の脇の道から入ります。
なぜこちらが表参道かと言えば厳島神社の一の鳥居があるからです。
成福寺の脇道から歩いてくると夏場なら鬱蒼と茂った木々で少し見えにくいですが、鳥居が見えます。この鳥居が厳島神社の第一鳥居です。
鳥居の柱の木が重なっていて、ちょうど柱が見えなくて、上の部分しか見えません。
階段を上り、鳥居をくぐると鎌倉市指定有形民俗文化財に登録されている庚申塔があります。
有形民俗文化財に登録されているのは一番左の一番大きな庚申塔です。
寛文10年(1670年)に建てられた庚申塔で、説明板も設置されています。
少し進むと再び階段があります。
石垣の横を通って階段を上っていきます。
階段を上り終えて進むと左側に鳥居が見えます。厳島神社の二の鳥居です。
厳島神社の裏参道
厳島神社の裏参道は階段から始まります。
階段を上り終えて少し進むと厳島神社の二の鳥居です。
つまり表参道も裏参道もともに二の鳥居の前で合流します。
なおこの参道はこの辺りに住む方の生活道路にもなっています。
厳島神社の境内の様子
参道から二の鳥居を見ると中央に参道が伸びているのがわかりますが、突き当りには木しかありません。
鳥居をくぐり中に入ると右前方に社殿が見えます。
参道は社殿の前で直角に曲がり参道を向いています。
鳥居をくぐり左方向を見ると広場になっています。
この境内は「いつくしま神社こどもの遊び場」として公園としても使われています。
鳥居のすぐ前には狛犬様が鎮座しています。
赤いスタイ?が取り付けられているのが特徴的です。
境内に入って右側を見ると2つだけ遊具が置かれています。
パンダとライオンの子ども用の遊具。
こういうの見るとほのぼのとしませんか?ある意味シュールでもありますけど。
厳島神社の境内のほぼ全景
遊具はほぼありませんが、割と広くキャッチボールくらいなら出来そうです。禁止されているのかもしれないけど。
厳島神社の社殿と境内社
厳島神社の社殿
軒下の部分には龍神様が掘られていました。
左右には唐獅子の木像が取り付けられています。
屋根の瓦を見ると鐙瓦としてこちらにも唐獅子が取り付けられています。鎌倉の神社で鐙瓦として唐獅子をつけているところはたまにあります。
おそらくは波を象ったであろう鐙瓦も取り付けられていました。
お賽銭箱にお賽銭を入れ、二拝二拍手一拝をして参拝をしました。
厳島神社の末社は稲荷社
社殿に向かって左側に石祠があり、お狐様が置かれています。厳島神社の境内末社です。
左右にお狐様が置かれていることで稲荷社だということがわかります。
夏の厳島神社は郷愁があった
参拝を終え、境内で撮影をしているとおそらくは、おじいちゃんのお孫さんが網と虫かごを持って虫取り(主に蝉)に来ていました。
少し寂しさも感じる動物の遊具と虫取り、ともに郷愁を駆られる光景です。
良い意味で寂れていて、井上陽水の「少年時代」が脳内でリピートされていました。
子ども時代、近所にこういう神社があって、遊んだ想い出も蘇ってきました。
夏に訪れた厳島神社は平凡な普通の神社ですが、郷愁に駆られる、そんな神社でした。
以上、夏の厳島神社への参拝レポートでした。
- 住所:〒247-0055 神奈川県鎌倉市小袋谷2-13-21
- TEL:0467-47-4798(五社稲荷神社)
- 御朱印:なし
- 参拝可能時間:24時間(夜は危険)
- 社務所受付時間:社務所なし
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