8月の初旬、鎌倉市台にある神明神社へ参拝に行ってきました。
北鎌倉駅から歩いていける距離ですが、やや遠く感じるところにあり、御朱印も無いため観光で訪れる人は少ないものの、綺麗に掃除されていました。
実際に参拝した様子を写真を添えて紹介します。
台の神明神社の外観は要塞のように見えた
くねくねとした路地を進み、神明神社の前にたどり着いて、神明神社を見た感想は、要塞みたい…というものでした。
石垣の上に神社があるため、要塞というかお城というか、そんな雰囲気があります。
この上に城跡があっても不思議に思えません。
参道の始まりは階段で、その上に鳥居が見えます。
階段の左側には庚申塔が置かれており、鎌倉らしいな~と思えます。
階段の右側には「神明神社」と刻まれた社号標と石祠が置かれていました。
この石祠は、合祀した神社のものか、昔のものか、わかりませんでした。
階段を上って境内へ
台の神明神社の境内の様子
最初の階段を上り終えると下か見えていた鳥居までもう1つ階段があるのがわかります。
ここで右側を見ると社務所があり、人もいるのですが現在は社務所としてはほぼ使われてないそうです。
社務所という看板はありますが、神明神社は五社稲荷神社の宮司さん兼務しています。
数段の階段を上り社殿の前へ
社殿の前には手水舎があります。
口ひげの位置が普通の龍神様とは異なっているのが特徴的です。
こういったあまり人が来ない神社って手水の水が止まっていることが多いのですが、ここは水がわずかですが、ずっと出ていました。
湧き水を使っているのかな?
台 神明神社の社殿
神明神社の社殿は大きくは無いですし、装飾も凝っている訳ではありませんが、威風堂々とした感じがしました。
一部は新しい部材に交換されています。
社殿の前へ
鈴が普通にかかっていて鳴らすことが出来ました。
お賽銭を入れ、二拝二拍手一拝をして参拝です。
上を見ると鶏が彫刻されていました。
鶏は天照皇大神の神使とされ、天照皇大神を御祭神とする神明神社であれば、不思議ではありませんが、実際に鶏を彫刻している神明神社って多くないですよね。
中を覗かせてもらいました。
拝殿の中に「神明神社」と書かれた扁額(と言って良いのかな?)がかかっていました。
左側にある朱印はこの神社の朱印かな?と思いましたが、よく見ると八幡宮と書かれていて異なりました。
奥には幣殿と本殿もきちんとあります。
台 神明神社の境内末社
社殿に向かって左側に小さな石祠が1つ、3つのお社が並んでいます。
神明神社のことが書かれている書籍で境内社を確認すると境内社は三峯神社のみとなっているのですが、実際には境内社なているのかどうかは謎です。
稲荷社
一番右にあるお社は稲荷社です。
中には小祠とお狐様が置かれていました。
合祀した神社のお社
中央に置かれたお社は、合祀した神社のお社です。
淡島神社、諏訪神社、第六尊天社の3社の神社名が書かれていました。
この3社は大正9年(1920年)に合祀されています。
三峯神社
左のお社はおそらくは本来の末社である三峯神社だと思われます。
「火防盗賊除 御眷属拝借之牘 鎌倉市 鎌倉三和講社」と記されていますが「御眷属拝借之牘」は一般的には三峯神社で出される御札なので、これが本来の末社である三峯神社のお社と推測出来ます。
夏の神明神社へ行こう
神明神社の社殿のあるところからの眺めが上記の写真です。
高台にあるのでこの辺りの町並みがよくわかります。
小さな神社だと夏場になると雑草が生えて蚊も多くなるのですが、ここ神明神社はとても綺麗に整備されていて、蚊も少なく落ち着いて参拝出来ました。
観光で訪れることはほぼ無いと思いますが、近くを通った時は参拝されてみてはいかがでしょうか?
以上、夏の鎌倉市台にある神明神社への参拝レポートでした。
- 住所:〒247-0061 神奈川県鎌倉市台4-20-16
- TEL:0467-47-4798(五社稲荷神社)
- 御朱印:なし
- 参拝可能時間:24時間(夜は危険)
- 社務所受付時間:なし(社務所はあるが受付はしてない)
鎌倉の代表的な神社