鎌倉市で八幡さまと言えば、鶴岡八幡宮を思い浮かべる人が多いと思いますが、北鎌倉駅から徒歩10分弱のところに八幡神社があります。
「小八幡」とも言われ、地元の方に親しまれています。
8月下旬、まだまだ暑い中、八幡神社へ参拝に行ってきたので、境内の様子を写真を添えて紹介します。
北鎌倉駅から徒歩10分弱の八幡神社
八幡神社は、北鎌倉駅から徒歩10分弱のところにあります。
東口側からの方が近いのですが、現在東口側から線路に沿っては向かうことが出来ないので、一旦、正面側から出て線路沿いを歩きながら、北鎌倉第一踏切を渡り、八幡神社へと向かいました。
ずっと歩いていくと「市場公会堂」という建物が載っていますが、この「市場公会堂」という公民館的な建物の脇が八幡神宮の入口です。
この「市場」というのはこの辺りの昔の地名で、昔この辺りに毎月5日と7日の日に定期市が開催されいたからだと言われています。
訪れた日、市場公会堂で工事が行われていました。民家のような建物です。
市場公会堂の横から八幡神社へと向かいます。
八幡神社の境内の様子
市場公会堂の脇から奥へ進んでいくと石の階段があり、左右に石灯籠が建っています。
階段はやや老朽化しており、所々傾いていました。
石灯籠の脇には「念佛供養」と刻まれた石塔がありました。
階段の上を見上げると鳥居が見えます。
夏だけに木々の葉が鬱蒼としていました。
階段を上り終えると鳥居がたち、その奥に更に階段が続いています。
この最初の階段を上った左右は少しスペースがあります。
左側を見ると、特に何かある訳ではありませんが、右を見てみると…
岩の壁があり庚申塔がいくつか並んでいます。
鎌倉の寺社を回ると庚申塔をよく見かけます。
庚申塔は昭和初期まで続いていた民間信仰です。鎌倉の場合、庚申講と稲荷講の2つがよく行われていた民間信仰です。
以前はここにも石垣が綺麗に並んでいたのかもしれない、そんな感じがします。
鳥居を抜けてまた階段を上っていきます。奥には社殿が見えています。
階段を上り終えると再び階段があり、その上に社殿が建っています。
2つ目の階段を上り終えたところには狛犬様が対になって鎮座しています。
3つ目の階段を上り、社殿へ
なお3つ目の階段を上って社殿を撮影しようとすると、社殿に近すぎて前しか映りません。
上記のような感じです。
社殿の前にたち鈴を鳴らして二拝二拍手一拝をして参拝しました。
社殿の中を覗き込むと本殿がありました。だから普通に見えている建物は社殿というより、覆殿と言った方が良いでしょう。
覆殿は、社殿(本殿)を保護する目的で建てられたものです。
社殿の左側には境内社の稲荷社があります。
小さいながらも鳥居もあります。
近づいて中を見てみると2つの小祠が置かれお狐様が多く置かれていました。
もっと近づいて見ようとしましたが…
この境内社の横にスズメバチの巣が作られていて、スズメバチが大量に周りを飛んでいて、怖くて近づけませんでした。
鎌倉市内であまり人が来ない神社に夏場に行くとよくスズメバチ等の蜂の巣が作られているので、注意してください。
安全を考えると晩秋から冬にかけていくのが良いかもしれません。
ただ鬱蒼とした木々の感じは夏場で無ければ味わえません。
夏場の八幡神社は気をつけていこう
夏場に八幡神社を参拝して思ったのは、蜂とかよく飛んでいるので、気をつけて欲しいということです。
また肌の露出が多いとかなり蚊にも刺されます。虫除けスプレーは必須です。
ただ横須賀線の横を歩いているだけだと見えない八幡神社は、鬱蒼と木々が茂る夏が雰囲気があって良いかもしれません。
小八幡とも言われる八幡神社、大八幡(鶴岡八幡宮)と比べてのことだと思いますが、小さくても雰囲気のある神社で、1度は訪れて欲しい神社でした。
以上、夏の鎌倉市台にある八幡神社への参拝レポートでした。
- 住所:〒247-0061 神奈川県鎌倉市台2044
- TEL:0467-47-4798(五社稲荷神社)
- 御朱印:なし
- 参拝可能時間:24時間(夜は非常に危険)
- 社務所受付時間:社務所なし
鎌倉の代表的な神社