雪景色の鶴岡八幡宮は、1~2年に1度しか見ることが出来ませんが、1度は見てみたい景色ではないでしょうか?
大雪とまでは言えませんが、ある程度雪が積もった朝に鶴岡八幡宮を見てきました。
雪が積もった鶴岡八幡宮の様子と注意点を写真を添えて紹介します。
積雪時の鶴岡八幡宮の注意点
雪が積もった時の鶴岡八幡宮の注意点は、滑りやすいから気をつけるのは当然として、石段が閉鎖されることがあります。
石段の前に柵が置かれ、石段からは入れないようになっています。
本宮の前まではいけないのか?と言えば、雪の程度にもよりますが、左右の階段は閉じられていないので、左右の階段から上がることが出来ます。
この時は、柳原神池側の階段が綺麗に雪かきされて、上れるようになっていました。
より急な階段となっている本殿裏側の駐車場に向かう階段は閉鎖されていました。
正面の石段が閉鎖されているから諦めるのではなく、別の階段から上がれないか確認された方が良いでしょう。
ただ本宮の前まで上がれても本宮の中に入って参拝出来ないこともあります。この時は本宮の前までは行けたものの、本宮の中には入れませんでした。
雪の鶴岡八幡宮の様子
今回は2022年1月6日に雪が降り始めて夜にかけて積もった時の翌日、1月7日の様子です。
鶴岡八幡宮の入口となる三の鳥居前の道路は、よほどの雪で無い限り、車の通行量が多いので、夜に積もった雪なら朝には溶けていることが多くなっています。
雪が溶けないほどの大雪が鎌倉に降るのは、5~10年に1度くらいのようです。
雪でバスが一部折り返し運転がされていたり、電車に遅れが出ており、更に朝8時くらいということで、観光で訪れている人はかなり少ない状態でした。
とは言え、何組かは観光で来ていましたし、鶴岡八幡宮の参道を生活道路として使っている人もいるので、全く人がいない状態にはなっていません。
管理人も歩いて鎌倉駅に向かう時は、鶴岡八幡宮の参道を普通に通っていきます。
雪はかなり踏まれていて、ところどころ黒くなっていました。
人が少ない鶴岡八幡宮でしたが、たまに10人規模の中高生がいて、よく雪の人に来たな~と思いました。前日から泊まっていたのかな?
源平池には薄い氷が張り、なぜか鳶がやたらと飛んでいました。
参道を舞殿・本殿方面へと歩いていきます。
雪の白と社殿の赤、木々の黒や茶色、そして朝日が差込み、見慣れた鶴岡八幡宮でも全く雰囲気が異なっています。
一言で言えば「うつくしい…」
手水舎を超えた先、舞殿の手前で柵が置かれていましたが左側には柵がなく、普通に皆さん、通っているので、左側から先に進みました。
舞殿の屋根の雪は、割りと急な傾斜のため、ほとんど落ちてしまっていました。いつか真っ白な屋根の舞殿も見たいものです。
石段が閉鎖されていることもあって、舞殿で遥拝する人もそこそこいました。
舞殿に向かって右側の山、木についた雪で白くなっているところへ朝日が降り注ぎ、とても美しい景色になっています。
修学旅行の高校生かな?ローファーでミニスカート
札幌に住んでいた管理人からすれば真冬でもミニスカートはわかるものの、雪の日のローファーは危険だから気をつけて欲しいと思いました。
もっとも修学旅行で来ていたのなら、まさか雪が降るとは思ってないだろうからローファーというのも致し方ないですね。
石段の真下にたって本殿を見上げます。
まだ松の内ということもあり、迎春と書かれた赤い御社の屋根に白い雪が積もっていて、貴重な風景を見られました。
石段は通れないので、柳原神池の方へ
今回の雪で、鶴岡八幡宮内で一番綺麗だと思ったのが、柳原神池のあたりです。
氷は半分くらい張っていたものの、氷の無い水面に雪が積もった木々が映しだされていて、これがまた神秘的な美しさで、しばらく魅入ってしまうほど
反対側の柳原神池も雪が積もっていて普段とは全く違う雰囲気でした。
少し先にある白旗神社の様子も見てきました。黒い社殿の白旗神社に白い雪がかぶって、全く別の神社に見えました。
白旗神社の前の参道は、参道の上に木が多いためか、それとも既に除雪されていたのか、雪がほとんどありませんでした。
その後、柳原神池の横の階段を通って本宮へと向かいました。
本宮前の道、除雪したのか雪はあまりありません。
本宮前、ここはいつもと変わりませんでしたが、本宮の中へは入れないようになっていました。本宮は通常この時期であれば6時から参拝出来るのですが…
ちょうど本宮前を朝日が照らし出してきた時間で、神々しさの中、高台から雪景色を望むことが出来ました。
本宮前から望む舞殿方面
石段にはまだ雪が残っていて、これは滑ったら危ないから閉鎖する訳だな~と思いました。
雪がまだ少し屋根に残っている舞殿
雪が降って冷えた冬の鎌倉は、とても空気が澄んでいて、割りと遠くまで見渡せました。
写真ではわかりませんが一の鳥居まで視認出来ました。
本殿前から丸山稲荷社の方へ
この辺りになると全く人がいません。
ちょうど朝日が参道を照らし出す時間で、風で時折舞う木々の上の雪が朝日に照らされて、とても美しい風景を描いてくれました。
雪の鶴岡八幡宮を見に行こう
滅多に見られない雪の鶴岡八幡宮、見られるかどうかは運的な要素が大きいです。
鎌倉市外の人であれば、鎌倉までの交通手段があるか?という問題もあります。
鎌倉市内の人でも遠かったり、バスが止まっていたりして来れない可能性もあります。
でも、雪が降った翌日、チャンスがあればぜひ、雪景色の鶴岡八幡宮を見に来て下さい。
普段とは全く異なる景色がそこには広がっています。
以上、冬・雪化粧した鶴岡八幡宮の様子と注意点についてでした。
鶴岡八幡宮
- 住所:〒248-8588 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
- TEL:0467-22-0315
- 御朱印:あり
- 参拝可能時間:10~3月・6:00~21:00/4~9月・5:00~21:00
- 社務所受付時間:10~3月・6:30~20:30/4~9月・5:30~20:30
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