鎌倉宮の節分祭・鬼やらい神事を見てきました。
節分の日の午後3時くらいから行われる神事で、多くの人が訪れる鎌倉宮でも人気の祭事・神事です。
実際に見てきた様子を写真を添えてお伝えします。
なお感染症で、節分祭は中止と言っている人も散見されますが、節分祭は行われ、豆まき等の付随行事が中止になっているだけです。
神社の神事・祭事が中止になることは滅多にありません。
鎌倉宮の節分祭・鬼やらい神事について
鎌倉宮の節分祭・鬼やらい神事は、曜日に関係なく春の節分に行われます(節分は季節毎にあります)。
- 2023年は2月3日(金)
- 2024年は2月3日(土)
- 2025年は2月2日(日)
時間は過去5年間は15時から節分祭が始まり、その後に鬼やらい神事が始ります。
例年であれば概ね下記のように進行されます。
- 15:00から:本殿および拝殿で節分祭
- 15:20頃から:鬼やらい神事
- 15:40頃から:境内で豆まき
豆まきでは、豆だけでなく景品(福物)があたることもあり、多くの方が参加します。
ただし2021年・2022年は感染症対策から豆まきは中止になっています。
また豆まきが無くなっている分、参列された方に少しでも楽しんでもらおうと、趣向を凝らした出し物が行われていました。
2022年の節分祭・鬼やらい神事の様子
2022年は、感染症の問題もあり豆まきは中止、例年であれば拝殿で行われる「鬼やらい神事」はスロープ側の一段高くなっている場所で行われました。
節分の日の午前中
節分祭は15時からですが、10時前に訪れたら巫女さん達を中心に本番で行われる神事や行事の練習が行われていました。
鎌倉宮の巫女さんの練習はいつも女性の神職の方が中心になって行われています。
鎌倉宮の節分祭
15時を少し過ぎた頃から節分祭が開始されました。
列になって拝殿へと進んでいきます。
宮司さんによる祝詞奏上
巫女さんによる舞の奉納
この流れは普段の祭事とそれほど大きな差はありません。
動画もあるので、よければご覧ください。
節分祭が終了すると次の神事へと移ります。
巫女による祓舞と宮司による鳴弦
節分祭の祭事が終わったあと宮司さんが1段高いところで弓を持ってスタンバイ
そして、巫女による祓舞で、巫女さんが境内を「シャンシャン」と神楽鈴を鳴らしながら歩いていきます。
この後、ほら貝を吹く巫女さん登場
宮司による鳴弦が行われます。
鳴弦(めいげん)とは、弓の弦を強く引き鳴らして魔を祓う、まじない・祓いのことです。
かなり離れていても弓の音が聞こえました。
動画は1分少々なので、是非見てください。
鬼やらい神事
宮司による鳴弦が終わると再び法螺貝が境内に鳴り響きます。
そして鬼やらい神事が始まります。
鬼やらい神事とは、打楽器の大きな音で鬼(わざわい)を祓い、福を呼び込む神事と説明されていました。
どんな様子かは動画で見ないとわからないと思うので、是非動画を見てください。
この音なら、たしかに鬼も逃げ出すかも…
福豆の授与
一通りの神事・祭事が終わったら、巫女さん達が参道に並びました。
そして宮司さんが参詣された方に福豆を無料で配ります。
福豆を受け取った方は続いて巫女さんに神楽鈴を鳴らしてもらい清めてもらい、終了となります。
100人以上はいたであろう、参列者に丁寧にお清めをされていました。
豆を受け取り帰路につく様子。例年よりは訪れた人の数は少ないそうですが、2022年の状況だと致し方ないように思います。
参拝者がほぼ帰った後、神社の方々で記念撮影をされていました。
そういえば管理人の妻も昔、鎌倉宮で巫女のアルバイトをしていたそうです(笑)
いただいてきた福豆、可愛い干支(寅年)のイラストが添えられていました。
鎌倉宮の節分祭へ行こう
今後、鎌倉宮の節分祭がどのように行われるかは、わかりませんが、祭事・神事がなくなることはありません。
一般公開はしなくなる可能性も0ではありませんが、出来る限り参拝に来られる方の想い出に残る神事・祭事を行うようにしてくれている鎌倉宮なので、もし節分に鎌倉に来るようなことがあれば、是非鎌倉宮に立ち寄ってください。
以上、鎌倉宮の節分祭・鬼やらい神事についてでした。
- 住所:〒248-0002 神奈川県鎌倉市二階堂154
- TEL:0467-22-0318
- 御朱印:あり
- 参拝可能時間:24時間
- 社務所受付時間:9:00~16:00
- 拝観時間:9:30~16:30(12月から1月は16時まで・いずれも受付は30分前まで)
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