鶴岡八幡宮の末社である「白旗神社」で毎年8月9日に行われる「実朝祭」を見てました。
訪れた時は大雨でかなり大変な中行われましたが、普段閉まっている白旗神社の門と扉が開く日であり、1度は見ておきたい祭事でした。
白旗神社の実朝祭について
白旗神社の御祭神にもなっている源実朝の誕生日である8月9日に毎年行われます。
昭和17年(1942年)から始められ、源実朝公の遺徳をしのぶ祭事です。
実朝公は、歌人としても知られ、92首が勅撰和歌集に入集し、小倉百人一首にも選ばれています。
家集として「金槐和歌集」もあり、小倉百人一首では鎌倉右大臣とされており、短歌会が開催される関係で、短歌関係・俳句関係の方が拝殿に入り祭事が行われるため、一般の方は門の外から眺めることになります。
なお源実朝公の実際の誕生日は、1192年9月17日であり8月9日は旧暦(建久3年8月9日)で、本来はもう少し涼しい時期に生まれています。
なお8月9日は雪洞祭の最終日として固定されており、実朝祭は曜日に関係なく8月9日に行われます。
実朝祭の様子
訪れたのは2021年8月9日の10時前
激しい雨が降る中で開始されました。
警備員の方に先導され神職の方が白旗神社の鳥居をくぐって白旗神社へと向かってきます。
すごい雨の中なので、靴では無い神職の方々の足袋はずぶ濡れだろうな…
そして白旗神社の中に入っていき祭事が始まります。
時折聞こえてくる祝詞や和歌、でも距離があるのではっきりとは聞こえてきません。
ただ初めて見る白旗神社の門が開いて拝殿の扉が開いていることの方が何となくワクワクしました。
距離があるとどうしても見物になってしまい、祭事に参加しているという意識が薄れてしまうんですよね、普段から鎌倉宮の距離の近い祭事を見ていると。
祭事の途中から雨はあがり、少し晴れ間が見えてきましたが、気温がぐんぐん上がりとても蒸し暑い状態に。
そのためか着物を着て参加していた方が倒れて救急車が来る場面もあり、中断もされましたが終了しました。
一通り終わり、神職の方が戻っていかれます。
この後、白旗神社では片付けが行われます。
若い神職の方が一生懸命片付けていました。
そして門が締り終了です。
雨でなければもう少し面白かったかな~とは思いました。
以上、白旗神社の実朝祭の様子でした。
白旗神社
- 住所:〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1
- TEL:0467-22-0315(鶴岡八幡宮)
- 御朱印:あり(正月限定)
- 参拝可能時間:10~3月・6:00~21:00/4~9月・5:00~21:00
- 社務所受付時間:10~3月・6:30~20:30/4~9月・5:30~20:30
鎌倉の代表的な神社