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神社におけるペットとの参拝の可否

ペットを連れての参拝不可の看板 神社に関するコラム・エッセイ

神社に詳しい人だと、神社の境内にはペットと一緒に参拝してはいけないということを知っていると思いますが、普通の人だとペットを神社に連れて入ってはいけないことは知らないでしょう。

ペット(特に犬)を飼う人が増え、散歩コースに神社を入れて、ついでに神社で参拝する人も増えています。

ペットと一緒に参拝を可とするか不可とするかは神社の方針次第ですが、徐々に明確にする必要性が出ているように感じています。

ペット不可は当たり前と思う宮司・知らない一般人

神社にペットを連れてくるなんて、常識知らずだ!という宮司さんもいます。

だからわざわざ神社の入口に「ペットを連れての参拝はご遠慮ください」なんて張り出さないのは当たり前と考えている宮司さんもいるからです。

でも当たり前・常識というのは、自分の今までの経験や体験から生まれるもので、あまり神社という文化に慣れ親しんで来なかった人には当たり前でも常識でも無いんですよね。

知り合いに何人か聞いたことがあるのですが、神社にペットを連れていってはいけないということを知っていたのは12人中、3人のみ。9人は知りませんでした。

これは管理人の知り合い40~50代の人に聞いたことなので、20代30代になればもっと知らない人は増えるでしょう。

だから神社としてペットを連れての参拝を不可とするのなら、入口に「ペット不可」の看板を掲げる時は来ていると思います。

もちろん細かい注意事項を書いていくと、入口が注意書きばかりになって、情緒も何も無い状態になってしまうので、多くの神社は参拝者のモラル・節度を信じて注意書きまではせず、仮にペットを連れ込んでも特に何も言わないようにしていることが多いです。

ペット参拝に対応している神社・していない神社

先日、龍口明神社という神社に参拝に行きました。

この神社で「へ~」と思ったことがあります。

ペットをつなぐところ

鳥居の脇に「ペットはこちらに繋いでご参拝ください」と書かれた看板を取り付けたドッグボールがおいてあるのです。

ドッグポール

これを見た人なら、ペットは境内につれてはいけないのかな?と思うでしょう。

ペット参拝可の神社案内

また葛原岡神社へ参拝に行った時には上記の写真の通り「犬は大切な家族です。どうぞ、大切な家族と一緒にご参拝ください」と書かれていました。

最近では、このように積極的にペットと参拝またはペットと参拝しないように対策を行う神社も出てきています。

禁止だけどOKな鶴岡八幡宮

鶴岡八幡宮は、東西の鳥居を入ってすぐにペットを連れての参拝は不可という看板をつけています。

でも実際には中につれていく人が大勢いますし、神社の方に確認すると石段の前までなら良いと言います。

このように禁止にしているのに、聞いた人には許可を出すような神社が増えれば、良いのか悪いのかわからず、余分なトラブルが生まれるかもしれません。

ペットとの参拝は本当にモラルの問題

先日、とある神社の月例祭を見に行ってきたのですが、足元を何かが触れる感じがして見たら、犬を連れて参拝をしている人の犬が管理人の足にすり寄ってきていました。

管理人は犬は大好きなので普段、犬が足にすり寄ってきても全く気にしないですし、むしろ一緒に遊びたくなります。

でも、ここは神社です。この神社はペットとの参拝は不可にはしていませんでしたが、さすがに祭事の時に犬を連れてそのまま放置気味にしているのは、どうなんだろう?と思いました。

犬だから当然鳴くこともありますし、それが神事の最中であれば失礼なことです。

最近はダイバーシティとして多様性を尊重しようという動きもありますが、ペットを連れての参拝は多様性のために受け入れるべきでは無いように思う部分はあります。

世の中には犬アレルギーという人もいます。犬アレルギーの友人がいるのですが、犬が触れたところに蕁麻疹のようなブツブツが出来て、目が真っ赤になって充血したのを見たことがあります。

本人は目は大丈夫だけど痒い!と騒いでいました。

犬アレルギーの人は少ないものの、犬アレルギーの人はペットを連れて参拝したい人に遠慮して参拝するように、というのもおかしな話です。

どちらかを立てればどちらかが犠牲になります。

個人的にはドッグポールを設置して、飼い主の責任の元、ペットは鳥居の外で待っていてもらうというのが良いように思う今日このごろです。

ペットを連れての参拝、どう思いますか?

神社参拝のマナー・作法も合わせて知ってくださいね。

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