毎年11月1日から11月15日に鶴岡八幡宮で開催されている「鎌倉菊花大会」(菊花展)を見てきました。
戦後間もない頃から行われている菊の花の展覧会ですが、鎌倉市のホームページでも、鶴岡八幡宮でも公式情報が出ていないイベントです。
実際に見てきた様子を写真を添えてお伝えします。
鎌倉菊花大会について=重陽行事
鎌倉菊花大会は、例年11月1日から11月15日までの半月間行われる、菊の花の展覧会です。
なぜこの時期に行われるのかと言えば、菊の見頃となる時期であり、菊の節句・重陽行事として行っているからです。
菊の節句なんてあるの?と思うかもしれませんが、節句は一般的に5つあります。
七草の節句(1月7日)、桃の節句(3月3日)、端午の節句(5月5日)、七夕の節句(7月7日)、そして9月9日の菊の節句です。
元々節句は旧暦に行っていたもので、明治初期までは日本国としての公式の行事・祝日でした。
菊の節句は、重陽とも言い神社によっては、重陽神事を行っているところもあります。
9月9日の旧暦は概ね10月中旬くらいから11月初旬くらいになることが多く、菊の花の見頃の時期となる11月くらいに全国的に重陽行事の一貫として菊まつりを行うところが多いです。特に文化の日である11月3日を絡めることが多くなっています。
鶴岡八幡宮は重陽行事は行っていないものの、菊花大会として会場を提供し、鎌倉菊花大会が行われています。
鎌倉菊花大会の様子
舞殿のある広場に菊を飾る小屋のような建物がいくつか作られ、その中に様々な菊が展示されます。
小さな鉢植えの菊があったり
小さな菊が沢山咲いている鉢があったり
数輪の大きな菊の鉢があったりと、いろいろな菊を楽しめます。
菊の即売会も行われていました。
美しい菊に目を奪われます。
見慣れない菊もあり、こんな菊もあるんだ~と思うかもしれません。
コンクール形式で賞もあるようです。
でも、なぜか見ていく人はまばらなんですよね。綺麗なのに。
鎌倉菊花大会へ行こう
菊と言えば、仏花というイメージがあって、神社よりはお寺じゃないの?と思う人もいるかもしれませんが、先に述べた通り、元々は重陽・菊の節句でした。仏教よりも神道として行う一面が高いものです。
美しい菊を見に鶴岡八幡宮に来られてみてはいかがでしょうか?
そして鎌倉菊花大会の終盤くらいから鶴岡八幡宮の木々が色づきはじめ、紅葉が始まっていきます。
一足早い紅葉と菊を楽しみに、是非、見に来てくださいね。
以上、鶴岡八幡宮で行われる鎌倉菊花大会の様子でした。
もちろん見学料等はかかりません。
鶴岡八幡宮
- 住所:〒248-8588 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
- TEL:0467-22-0315
- 御朱印:あり
- 参拝可能時間:10~3月・6:00~21:00/4~9月・5:00~21:00
- 社務所受付時間:10~3月・6:30~20:30/4~9月・5:30~20:30
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