例年1月15日に行われる鎌倉宮の「どんと焼き祭」を見てきました。
地域や神社によって「左義長」「どんど焼き」「どんどん焼き」等、名称が異なりますが鎌倉宮は「どんと焼き」としています。
早朝に行われる神事のため、あまり訪れる人は多くなく静かに執り行われます。
実際の様子を写真を添えて紹介します。
鎌倉宮のどんと焼き祭について
同じ鎌倉の神社でも「左義長神事」「どんどん焼き」「どんど焼き」と呼び名が異なりますが、鎌倉宮では、古神札焼納祭・左義長神事のことを「どんと焼き祭」「どんと祭」としています。
例年1月15日の早朝(6時30分頃)に行われます。
2022年は1月15日(土)6時30分から行われました。
2023年は1月15日(日)6時30分から行われるものと思われます。
鎌倉宮は古神札やお守り等、1年間を通じて収めることが出来ますが、年末年始になると収めるところがわかりやすくなります。
鎌倉宮のどんと焼きの様子
実際の鎌倉宮のどんと焼きの様子を紹介していきます。
言われた時間に始まらないどんと焼き
1月14日に神社の方に念の為、何時からどんと焼きが行われるか確認したところ「6時から6時半の間です」と言われたので、6時前に訪れたところ、準備は出来ているものの神事が始まる様子はありません。
何人か来ていたので、同じように6時から6時半に始まるという言葉を信じて来ていたと思うのですが、実際に始まったのは6時半からでした。
待っている間、訪れていた人から「何時から始まるんですかね?6時から始まるって聞いたんですけどね~」と聞かれました。
もっとも鎌倉は良くも悪くも時間にルーズなので、30分くらいの誤差は普通と考えていた方が良さそうだということを、鎌倉に来て学びました。
ただ1月15日頃の日の出時刻は6時50分頃、明るくなりだすのは6時半くらいからなので、6時に来ると境内はまだ真っ暗です。
そしてとにかく寒い…ブルブルと震えながら30分ほど待ちました。
宮司さん達は6時15分くらいに車で来社しました。管理人に6時か6時半と案内した神職の方も同乗していたのですが、それなら6時から始まる訳ないんだから、6時半からと案内して欲しかったです。
6時半頃から始まったどんと焼き
6時30分を少し過ぎた頃、神職の方たちが社殿の方から降りてきました。
いよいよスタートです。
最初はどんと焼き祭を始めるにあたっての祭礼が行われます。
きちんとお祓いをしているのがわかります。
山積みにされた古神札等に向かってもお祓いをされています。
火を保管している箱から松明?に火を移していきます。
宮司さんが火を受け取り、点火していきます。
火をつける時って、どういう気持なんでしょうね?
そして点火
二手に分かれて火をつけています。
勢いよく燃えだします。
熱気が伝わってきて、冷え込んでいた体が温まっていくのがわかります。
その後、宮司さんからのお話があり、終了です。
勢いよく燃えています。
鎌倉宮のどんと焼きを見に行こう
どんと焼きは、小正月の行事で1月14日から1月16日に行われるものです。
旧暦の1月15日は満月なことが多かったので、満月と神聖な火による浄化の力で、1年間の災いを払い、豊作や商売繁盛、家内安全、無病息災、子孫繁栄を願うのが一般的でした。
特にどんと焼きの煙を浴びると、1年間無病息災で過ごせると言われています。
1月15日が平日になっていると中々、参加しにくいですが早朝から行われる鎌倉宮のどんと焼きなら仕事前にも立ち寄れるので、是非どんと焼きに参加して、その年の無病息災を願ってください。
以上、鎌倉宮のどんと焼き祭(左義長神事)の様子でした。
- 住所:〒248-0002 神奈川県鎌倉市二階堂154
- TEL:0467-22-0318
- 御朱印:あり
- 参拝可能時間:24時間
- 社務所受付時間:9:00~16:00
- 拝観時間:9:30~16:30(12月から1月は16時まで・いずれも受付は30分前まで)
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