例年4月の第2日曜日から第3日曜日は、鶴岡八幡宮を中心に「鎌倉まつり」が開催されます。その鎌倉まつりで一番人気なのが鶴岡八幡宮で開催される「流鏑馬」です。
2020年から2022年までの3年間は中止になっていましたが、2023年から復活しました。
実際の流鏑馬の様子を写真を添えて紹介します。
鶴岡八幡宮の流鏑馬の流れや注意点、席について
2019年までと2023年だと流れが少し変化しました。2024年以降も変化する可能性があります。
以前は13時から出陣祭が行われていましたが、2023年は11時30分から行われました。
その後14時から流鏑馬の神事が鶴岡八幡宮の舞殿で行われます。
その後の流れは、
- 出陣
- 修祓
- 鏑矢奉献・願文奏上の儀
- 天長地久の式
- 馬場入り
- 挨拶
- 騎射
- 凱陣の式
という順番で行われていきます。
ただ流鏑馬を見ようとすると神事を見ることが出来ないので、流鏑馬を見るか神事を見るか?の選択になりますが、多くの人は流鏑馬を見ます。
2023年の流鏑馬は事前申込者のみ
2023年の流鏑馬は、事前に申し込んだ人のみが見られる形で行われ、当日席は無い形で行われました。
3月22日10時から電話・FAX・電子メールでの申込みが開始され、600席あった席は当日に完売しました。
もし2024年以降も同じ方法で申し込みがある場合、電子メールで送信日時指定をして10時に送信予約をするのがおすすめです。
申込みをして、当選して入金が完了するとリストバンドが送られてきます。このリストバンドが無いと見ることが出来ません。
流鏑馬の時間中は鶴岡八幡宮への参拝は迂回する
流鏑馬を行っている間は、三の鳥居から続く参道を通って、本殿に参拝することが出来なくなります。
迂回路を通って参拝することになるので、注意して下さい。
流鏑馬の席
*上記図はクリックで拡大します。
2023年の流鏑馬の席は、4つに分けられていました。
- 一の的本殿側(A)
- 三の的本殿側(B)
- 三の的海側(C)
- 一の的海側(D)
どこが良いか悩むところですが、今回は「三の的本殿側(B)」で観覧しました。
理由は馬が走ってくるのをほぼ正面からすべて見られるからです。「一の的」側だと二の的・三の的は馬の後ろ姿を見ることになります。
もちろん三の的側だと「一の的・二の的」は遠くてあまり見えませんが、望遠レンズを持っていて遠くのものでも撮影出来る場合は、三の的側がおすすめです。
鶴岡八幡宮の流鏑馬の様子
最初に馬を連れて馬場(馬が実際に走るところ)を歩いていきます。
その後に人が歩いていきます。
この時の様子の動画もあります。
馬場本から来て馬場末に来て再び馬場本に戻っていきます。
その後に素馳と言って、的を射ずに馬場を慣らすために馬が走ります。
これが終わるとついに流鏑馬の騎射の本番です。
何回か行われますが、目の前を馬が走っていくので、すごい迫力です。
また的に当たると会場が拍手で包まれます。
馬に乗りながら、よく弓が射てて、更に的に当てるなんて凄いと思いませんか?
写真よりも動画の方が迫力があるので、動画も見てください。どの動画も30秒未満です。
矢を放つ瞬間は難しくて撮影出来ませんでしたが、感じだけでもGIF画像で楽しんでください。
流鏑馬が終わった後は、再び舞殿で終了の儀式が行われます。
鶴岡八幡宮の流鏑馬の歴史
鎌倉まつりの流鏑馬は800年もの歴史を持つと言われています。
平家打倒を叶えた源頼朝が、文治3年(1187年)8月15日に鶴岡八幡宮の神前で流鏑馬を奉納したのが始まりとされています。
その時に武田信義、小笠原遠光を検見役としたそうです。
そのため、鎌倉まつりでは「武田流」、秋の流鏑馬では「小笠原流」が奉納されるようになっています。
また天と地に対して満月に弓を引き、天下泰平・五穀豊穣を祈念する神事「天長地久の式」は日本の伝統文化による鎌倉ならではのメッセージになるものとのことです。
流鏑馬を見に行こう!
流鏑馬は非常に迫力ある鎌倉の伝統行事です。
かなり混雑して席を確保するのも大変ですが、機会があれば是非1度見に来てください。
4月の中旬と9月の中旬に行われます。
以上、鶴岡八幡宮 流鏑馬(鎌倉まつり)についてでした。
- 住所:〒248-8588 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
- TEL:0467-22-0315
- 御朱印:あり
- 参拝可能時間:10~3月・6:00~21:00/4~9月・5:00~21:00
- 社務所受付時間:10~3月・6:30~20:30/4~9月・5:30~20:30
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