大船駅からも歩いていける塩釜神社へ、6月初旬の初夏、参拝に行ってきました。
鎌倉市内の神社としてはそれほど歴史のある神社ではありませんが、地元の方に大切にされている神社だということがわかります。
大船の塩釜神社がどんな様子なのか、写真を添えてその時の様子をお伝えします。
塩釜神社の外観と漢字の書き方
塩釜神社は、大船駅の西側を流れる柏尾川沿いに鎮座しています。境内は上記の写真の通り、広くはなく、建物と言えば大きくはない社殿と神輿庫があるくらいの小さな神社です。
社務所も無いので神職の方も常駐しておらず、わざわざ観光でここに訪れる人も少ない神社ですが、参拝に訪れた時は地元の方と思われる方が20分くらいの間に2人も訪れており、地元の方に愛されている神社だということがわかりました。
塩釜神社?鹽竈神社?鹽釜神社?
塩釜神社の塩釜はいろいろな書き方・漢字が当てられていますが、大船の塩釜神社はどの漢字が正しいのだろう?と思うかもしれませんね。
鳥居にかかる社号額には「塩釜神社」と書かれています。
欄干の石には「鹽釜神社」と書かれていました。
社殿に取り付けられた由緒記には「鹽竈神社」と書かれています。
社殿の中の提灯には「塩竈神社」と描かれていました。
- 塩釜神社
- 鹽竈神社
- 鹽釜神社
- 塩竈神社
すべてのパターンが小さな境内の中で書かれているので、正式にはどう書くのだろう?と思うかもしれませんが、答えはありません。捉え方次第です。
ただし神奈川県神社庁のサイトでは「塩釜神社」としているので「塩釜神社」で問題は無いようです。
塩釜神社の境内の様子
鳥居をくぐり境内に入ると社殿と神輿庫、社殿の前に狛犬様が1対あるのがわかります。
境内の右側には手水鉢があり水も出ていました。
左側には2つの石碑があります。2つとも奉納(寄付)をした方の名前が刻まれていました。
塩釜神社の狛犬様
社殿の前の1対の狛犬様
大きい訳ではありませんが、とても愛らしい顔立ちの狛犬様です。
社殿の装飾・木彫りをチェック
社殿に近づいたら是非軒下の上を見てください。
軒下の木の部分に彫られた龍の飾りがとても迫力があります。
そして左右に彫られた獅子の木彫像、こちらも迫力があります。
また獅子像の下の辺りには鳥が彫られたものもありました。
塩釜神社へ行こう
小さな神社ですが、社殿に施された装飾は迫力があります。
また面白いと思ったのが社殿の階段に消毒液が置かれていたこと。鈴を鳴らした時のために置かれているようで、氏子さんが気を利かせて置いてくれたものだと思います。
抗菌仕様の鈴にしている神社もありますが小さな神社でもいろいろと気を使ってくれているのが嬉しく感じました。
大船駅に行くことがあれば、訪れて参拝してみてはいかがでしょうか?
宮城県の総本宮の塩釜神社に行きたいけど中々行けないと思いますので、同じ御分霊を祀っている大船の塩釜神社に参拝してみても良いのではないでしょうか?
あまり季節感を感じない神社ですが、落ち着いた雰囲気があります。
- 住所:〒247-0061 神奈川県鎌倉市台1-5-15
- TEL:なし
- 御朱印:なし
- 参拝可能時間:24時間
- 社務所受付時間:社務所なし
鎌倉の代表的な神社