6月初旬の初夏、鎌倉でも人気の鶴岡八幡宮にある白旗神社へ参拝に行ってきました。
鶴岡八幡宮は混雑していても白旗神社の辺りはそれほど混雑することもなく、ゆっくりとした時間が流れているように感じる場所です。
初夏の白旗神社の様子を写真を添えて紹介します。
鶴岡八幡宮の白旗神社の場所
鶴岡八幡宮の大石段の右下にある若宮の前を通り、その奥へ向かっていくと柳原神池という池があります。
この池を超えて更に奥へ行くと白旗神社があります。
もしくは東鳥居から鶴岡八幡宮に入って鎌倉国宝館の建物を超えたところに白旗神社の石鳥居があります。
この鶴岡八幡宮で唯一の石鳥居の奥に見えるのが白旗神社です。
初夏になると新緑で覆われ、鶴岡八幡宮の参道よりも少し気温が低く感じます。
初夏の白旗神社の様子
出来ればそれぞれの神社は鳥居をくぐってから参拝したいので石鳥居をくぐって参拝してきました。
石鳥居をくぐると短い小さな石の橋があります。
少し進むと右側に手水舎とその奥に白旗神社が見えてきます。
緑が濃く、まさに新緑の季節を感じさせてくれる場所です。
鶴岡八幡宮の他の末社の手水の水が止まっていてもここはずっと流れていることが多いんですよね。
この手水鉢の下を見てください。蓮の花の台座のように見えます。
この台座となっている石は、神仏習合時代の「鶴岡八幡宮寺」で使われていたものだということです。
明治時代に入り神社とお寺は区別するように法律で決まり「鶴岡八幡宮寺」は廃止となりましたが、一部でその名残が見られます。
初夏と言えども、この日は25度を超える夏日、暑い中でも手水の水が清涼感を与えてくれました。
白旗神社の見どころは賽銭箱と社殿
手水舎で手と口と心を清めたら参拝です。ここで最初に注目して欲しいのが、賽銭箱です。
神奈川県下に白旗神社という名前の神社はいくつかありますが、鎌倉市の白旗神社はここ鶴岡八幡宮と、鶴岡八幡宮から歩いて10分ほどの距離にある西御門という場所の白旗神社の2社があります。
ともに賽銭箱には足利家の家紋と言われる二引両の家紋が記されています。でもこれはおそらく、足利家の家紋ではなく、鶴岡八幡宮の旗上弁財天社と同様、源家の旗のマークを表しているものだと思います。
上記の写真は旗上弁財天社の境内にある旗(幟)です。
白旗神社の社殿
社殿は唐破風の屋根がある拝殿とその奥の本殿から成り立っていますが、拝殿に壁が無いのも特徴の1つです。
そして黒塗りの柱は、鋳物の上に黒漆が塗られ、黒光りしています。
他の神社でもあまり見ない黒の社殿、細かく見るといろいろな装飾がされているのでじっくりと見てください。
初夏の白旗神社は清涼感のある場所
初夏の鎌倉と言えば、紫陽花が有名ですが、白旗神社の周りには紫陽花は特に咲いている訳ではありません。
でも緑が深く濃く、とても清涼感のある場所です。
鎌倉と言えば源頼朝を連想される方も多いと思うので、源頼朝を祀る白旗神社にも立ち寄って是非、参拝してくださいね。
周りにも木々が多く、苔むした感じがとても落ち着ける雰囲気です。
以上、初夏の鶴岡八幡宮 境内末社の白旗神社へ参拝に行ってきたという参拝レポートでした。
- 住所:〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1
- TEL:0467-22-0315(鶴岡八幡宮)
- 御朱印:あり(正月限定)
- 参拝可能時間:10~3月・6:00~21:00/4~9月・5:00~21:00
- 社務所受付時間:10~3月・6:30~20:30/4~9月・5:30~20:30
鎌倉の代表的な神社