6月・初夏の鎌倉は紫陽花と古都を求めて多くの人が訪れる時期です。
鶴岡八幡宮も平日でも多くの人が訪れていますが、鶴岡八幡宮でもほとんど人が来ない場所があります。それが祖霊社です。
鶴岡八幡宮の境内の中でも一番気温が低いのではと思うほど静かで涼しい祖霊社に参拝にいった様子をお伝えします。
祖霊社は鶴岡八幡宮の手水舎の後ろにある静かな神社
そもそも鶴岡八幡宮の祖霊社ってどこにあるの?という人が多いと思います。
上記写真は鶴岡八幡宮の手水舎です。6月中旬くらいからは花手水で紫陽花が入れられて人集りが出来ることもあります。
鶴岡八幡宮の花手水、人だかりが出来るほど多くの人が撮影していましたが、水に紫陽花ってやっぱり綺麗ですよね。#鎌倉 #鶴岡八幡宮 #鎌倉PRESS #鎌倉プレス #花手水 pic.twitter.com/RzKyFCN9qf
— 鎌倉PRESS (@kamakura_press) June 14, 2021
この手水舎の奥を見てみると・・・
鳥居が奥に見えます。この鳥居が祖霊社の鳥居です。
手水舎に人集りが出来ていても、この奥に進む人はほとんどいません。
祖霊と6月・初夏の祖霊社の様子
鶴岡八幡宮の手水舎から参道に沿って歩いてくると鳥居が見えてきて、その前に「祖霊社」の社号標が置かれています。
ここまで来ると鶴岡八幡宮の参道はにぎやかだったのに、ほとんど人の声も聞こえて来ないくらい静かになります。
鳥居の前には「家々の祖霊をお祀り致します。ご希望の方は社務所にお尋ね下さい」と書かれていますが、祖霊って何?と思う方の方が多いのではないでしょうか?
祖霊は漢字のまま先祖の霊魂です。仏教であればご先祖様とか仏様と言いますが神道においては「祖霊」というのが一般的です。
基本的に神道における祖霊は、子孫に害悪をもたらす祖霊はあり得ず、先祖の霊魂のうち、守護神的属性を帯びていると見なされるもののみを指すことが多くなっています。
祖霊社は、鶴岡八幡宮の歴代の宮司や運営に携わった方々、また戦争で亡くなった方々が祀られています。
それはさておき、鳥居をくぐると手水鉢が置かれていましたが、この時は水が出ないようになっていました。
その先は直角に右に曲がっていて参道が続きます。
とても緑が濃く、そして静かな空間です。
さらに鶴岡八幡宮のメインの参道と比べて気温が2~3度低くなったのでは?と思うほど涼しく感じます。
祖霊のパワーというよりは自然のパワーを吸収できるような、そんな感じがする場所です。
祖霊社の拝殿は少し変わった造りで、壁で囲われていません。
本殿まではいけないようになっていて、その手前に柵があり柵の手前に賽銭箱が置かれていました。
素のままの神社という感じがします。
社号額には縦書きで「祖霊社」と記されていました。
二拝二拍手一拝をして参拝です。
参拝を終えて振り返ってみると石灯籠が綺麗に並んでいることがわかります。
祖霊社の拝殿横から祖霊社の境内に出られるようになっています。
ここは普通に鶴岡八幡宮の境内ですが、ここも非常に静かです。
鶴岡八幡宮の舞殿の横、酒樽が並んでいる裏辺りです。
この通路から祖霊社の本殿が木々に隠れてですが少し見えます。
鶴岡八幡宮の人混みに疲れたり、少し涼みたいという時に祖霊社に来て少し休んでいくのもおすすめです。
祖霊と緑のパワーを得られる初夏から夏にかけて訪れて欲しい鶴岡八幡宮のおすすめエリアです。
- 住所:〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1
- TEL:0467-22-0315(鶴岡八幡宮)
- 御朱印:なし
- 参拝可能時間:10~3月・6:00~21:00/4~9月・5:00~21:00
- 社務所受付時間:10~3月・6:30~20:30/4~9月・5:30~20:30
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