鎌倉でも有名な神社の1つである荏柄天神社、見どころはどこなんだろう?と思う方もいるのではないでしょうか?
荏柄天神社の見どころや境内の様子を写真を多めにお伝えします。
知らないで行くと後悔するかもしれませんよ。
荏柄天神社の見どころ
荏柄天神社に訪れた時に是非見て欲しいポイントは3つです。
- 第2鳥居手前の松
- 熊野権現社
- 絵筆塚の漫画家のレリーフ
第2鳥居手前の松
荏柄天神社で最初に注目して欲しいのが、参道の途中にある2本の絡み合った松です。
2本の松が上の方で絡み合っているのですが、この2本の松の間を抜けて第2鳥居をくぐります。
非常に狭そうに見えますし、実際に狭いのですが、ワンボックスカーがギリギリ通れるくらいのスペースがあり実際にヤマト便のワンボックスカー(ロング)が抜けていくところを何度か見ています。
荏柄天神社に参拝に行くためには、階段を上らないといけませんが、階段を上ったところから見た松が上記の写真です。
境内に入る前に是非この松は見てくださいね。
昔は松並木があったそうで、その名残で2本の松が残っているものと思われます。
2本の松と鳥居の間に荏柄天神碑と呼ばれる碑があり、その碑に昔松並木があったことが記されています。
松の間を通り抜けたら階段を上って門をくぐって境内へ。
熊野権現社
門をくぐって境内に入ると正面に朱塗りの拝殿が見え、右側には手水舎、左側には授与所(お守りを販売していたり御朱印をいただくところ)があります。
手水舎の後ろ側を見ると夏場だと木々の葉に隠れてわかりにくいですが鳥居が見えます。
この鳥居の奥に熊野権現社という境内社がありますが、その境内社が一風変わっています。
鳥居をくぐり少しだけ階段を上っていきます。
再び鳥居があり、その奥に洞穴のようなものがあり、賽銭箱が置かれています。
ここが境内社の熊野権現社です。公式サイトでも詳しくは説明されていません。
洞穴は「やぐら」と呼ばれるものです。
やぐらは、鎌倉およびその周辺で鎌倉時代中期以降から室町時代前半にかけて作られ、または使用された横穴式の納骨窟または供養堂ですが、荏柄天神社では合祀した熊野神社として使っています。
中は立ち入り禁止ですが、奥をよく見ると石造りの小祠があるのがわかります。
鎌倉に来て、やぐらを1つも見ないで帰るのは非常にもったいないと思うので、是非ここで見ていってください。
絵柄神社の近くには法華堂跡と呼ばれる史跡があるので、もっとやぐらを見たい!ということであれば是非法華堂跡も訪れてくださいね。
絵筆塚の漫画家のレリーフ
拝殿の横に「かっぱ筆塚」と「絵筆塚」と呼ばれる場所があります。
かっぱ筆塚には、漫画家の故・清水崑氏が愛用していた絵筆が納められています。
清水崑氏は、1953年から週刊朝日で「かっぱ天国」を連載し、黄桜酒造(2006年10月から黄桜に社名変更)のキャラクターとして1955年から採用されたかっぱで有名な漫画家です。
そしてこの奥にある「絵筆塚」は漫画好きなら是非見て欲しいところです。
上記の写真が絵筆塚です。筆の形をしているのがわかりますが、近くでよく見てください。
漫画家の故・横山隆一氏(鎌倉在住)をはじめとして、漫画家154名が描いた”かっぱのレリーフが飾られています。
1950年代から1980年代の漫画家がメインなので、知らない漫画家も多いかもしれませんが、藤子.F不二雄先生や手塚治虫先生は年代に関係なく知っている方も多いですよね。
荏柄天神社は国指定史跡であり本殿は国の重要文化財
荏柄天神社の見どころについて説明してきましたが、荏柄天神社の境内は国指定の史跡になっていますし、本殿(ほぼ入れる場所からは見えない)は国の重要文化財に指定されています。
荏柄天神社は日本三天神と言われることもある歴史ある天神社(天満宮:菅原道真公を祀る神社)です。
鎌倉に来た時は是非立ち寄ってくださいね。
以上、荏柄天神社の見どころについてでした。
なお季節毎の見どころは各季節で紹介していきます。
- 住所:〒248-0002 神奈川県鎌倉市二階堂74
- TEL:0467-25-1772
- 御朱印:あり
- 参拝可能時間:8:30~16:30
- 社務所受付時間:9:30~16:00(御朱印は8時30分より)
鎌倉の代表的な神社