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夏の北野神社へ参拝に行ってきた。見どころや注意点も紹介

北野神社の社殿 神社訪問・参拝レポート

7月の後半、鎌倉市山崎にある北野神社へ参拝に行ってきました。

1340年頃に創祀された神社ということで700年近い歴史ある北野神社ですが、鎌倉観光に来た人だとあまり訪れない地域ということもあって、とても静かな境内でしたが、見どころや注意点もあるので、写真を添えて紹介します。

北野神社は入口がわかりにくい

北野神社に行くにあたって、Google Mapを見ても入口がどこなのか、全くわかりません。

こういう時はストリートビューに切り替えて確認していくしかありません。

そしてどうにか入口を発見しました。

北野神社の入口はずばり下記の通りです。

北野神社の入口

住所で言えば、「神奈川県鎌倉市山崎654」の辺りです。

北野神社の入口

通りからは石灯籠が見え、その奥に階段が見えます。

駐車場が無いので、湘南モノレール「富士見町駅」から歩いていくのが一番良いように思います。

北野神社の参道と階段

北野神社の参道

北野神社の参道を歩いていくと階段が見えてきますが、見えている階段だけではありません。

鎌倉市内の神社はほぼ参拝しましたが、入口から拝殿までの階段の多さは、北野神社がNo.1です!

なんとその階段の段数205段!

北野神社の参道

最初に見える階段の上には一の鳥居(第一鳥居)が見えますが、この先がまだまだ長いのが北野神社です。

北野神社の参道と一の鳥居

一の鳥居の先にもずっと階段が続いています。

北野神社の参道にあった小祠

途中、小祠がありました。観音堂があった場所ですかね?

北野神社の参道の階段

ただひたすら階段を上っていきます。

1段15cmとしても205段ですから、30メートル以上あることになります。

10階建てのビル以上の高さはあることになります。

実際にはGoogle Earthで調べると入口の標高が約12m、北野神社の辺りが約52メートルなので40メートルの高さを階段で上ることになります。

普段あまり歩いてない人だと筋肉痛になるレベルです。

北野神社 二の鳥居までの階段

そして最後の階段、上の方に二の鳥居(第二鳥居)が見えてきます。あと一踏ん張りです。

北野神社(鎌倉市)

そして到着。

この階段の長いことが北野神社の最初の見どころであると同時に注意点です。

夏だと気温が30度以上になることもある鎌倉ですから、階段を上ると汗ばみます。参拝して戻っていくと30分くらいは滞在することになりますが、その間、水分を補給しないと脱水症状になったり熱中症になることもあります。

夏場に北野神社に訪れる時は必ず飲み物を持っていくようにしてください。

無人の神社で昼間だと誰も来ないこともあるので、倒れたらそのまま誰にも気付かれないまま数時間が経過するかもしれません。

熱中症対策は必ずして行くようにしてください。

北野神社の狛犬様

階段を上り終えて二の鳥居の前には狛犬様が鎮座しています。

北野神社を紹介している少し情報が古いサイト・ブログを見ると狛犬が原型を留めていないと書かれていることがありますが、今は新しくなっています。

北野神社の狛犬様

北野神社の狛犬様

北野神社(鎌倉市)の狛犬様

北野神社(鎌倉市)の狛犬様

まだ新しさがわかる狛犬様です。

北野神社の石碑・石塔・宝篋印塔

北野神社には石碑や石塔が多くあります。

北野神社の石碑・石塔

境内の左側には上記写真のように3つの石碑・石塔が並んでいます。

多くの石塔・石碑の中でも注目して欲しいのが宝篋印塔です。

北野神社(鎌倉市)

応永12年(1405)の銘がある宝篋印塔で、四方に薬師如来、釈迦如来、阿弥陀如来、弥勒菩薩が彫り込まれている珍しいものです。

宝篋印塔

鎌倉市指定の有形文化財になっています。

この宝篋印塔が北野神社2つめの見どころです。

北野神社の社殿

北野神社(鎌倉市)

北野神社の3つ目の見どころは社殿です。

北野神社(鎌倉市)

割と大きく立派な社殿で、よくもこんな山の上に作ったな~と思います。

北野神社の社殿

手前が拝殿で奥が本殿かと思いきや違いました。

北野神社の覆い殿

覆殿となっており、この建物の中に本殿が入っています。

北野神社の拝殿

まずは拝殿の中を覗かせてもらいましたが、何もありません。

北野神社の本殿

後ろの覆殿の中を見ると本殿が格納されています。

覆殿は本殿等の社殿が傷まないように作られたものです。

北野神社の末社 神明宮

石碑・石塔が並ぶ後ろに行くと柵に囲まれて小祠が2個並んでいるところがあります。

北野神社 末社 神明宮

北野神社の境内末社の神明宮です。

北野神社 末社 神明宮

小さな石祠が2つ並んで置かれています。

末社である神明宮に関しては「かまくら子ども風土記」に下記のように書かれています。

もろん台

山崎集会所まで戻り、北に入る道を行くと、正面に「もろん台」と呼ばれる丘があります。「室の台」あるいは 「ものみ台」 がなまったものといわれ、「室の台」は京都の「室の台」を真似たものとか、「ものみ台」は天神山の城の物見台から起こったものとかいわれています。
この丘は、戦争中、ここの裏に工場が建てられたときにほとんどが削りとられてしまいましたが、弥生式土器や土師器も出土し、やぐらも散在していたそうです。また、 神明社が天神社の末社としてまつられていましたが、大事なものなので、天神山に移されました。 北野神社の宝篋印塔の後ろにまつられているのが、そのときに移された神明宮です。

かまくら子ども風土記 255ページより

天神社は北野神社のことで、神明社として境外末社として存在していたものが境内末社となったようです。

夏の北野神社の注意点

北野神社

夏の北野神社の様子は今まで紹介してきた通りです。草木は茂り緑が濃くなっています。

田舎の神社の境内という雰囲気で郷愁に駆られるのが夏の北野神社の良いところのように思います。

注意点は熱中症・脱水症状であることは書きましたが、もう1つあります。

それは蚊です。蚊が非常に多く半袖半ズボン等の肌の露出が多い格好で行くとめちゃくちゃ蚊にさされます。

腕は致し方ないにしてもサンダルや短パンで行くと本当に悲惨な目にあうので、注意してくださいね。

以上、夏の北野神社への参拝レポートでした。

  • 所属:神奈川県神社庁
  • 住所:〒247-0066 神奈川県鎌倉市山崎736
  • TEL:0467-22-3251
  • 御朱印:なし
  • 参拝可能時間:24時間(夜は非常に危険)
  • 社務所受付時間:社務所なし
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