蓮華寺址碑は、昭和初期に鎌倉町青年団によって建てられた史跡碑・旧跡碑です。
市役所通りを佐助方面に進み、鎌倉税務署の前、佐助保育園の脇に建っています。
蓮華寺は、材木座にある光明寺の前身となったと言われるお寺で北条家ゆかりのお寺です。
蓮華寺址碑 詳細とアクセス方法
- 読み方:れんげじあとひ
- 文化財区分:なし(旧跡碑)
- 住所:〒248-0017 神奈川県鎌倉市佐助1-13
- 建立:1934年(昭和9年)3月
- TEL:-
- 見学可能時間:24時間
- 見学料:無料
- 定休日:なし
- 駐車場:なし
蓮華寺址碑へのアクセス方法・行き方
- 鎌倉駅(西口)から徒歩約9分(約650メートル)
- 鎌倉駅西口から京急バス「鎌51」系統もしくは江ノ電バス「K1・K6」系統に乗車、「法務局前」バス停下車、徒歩約1分
佐助稲荷神社や銭洗弁財天に向かう途中にあります。駐車場は無いので鎌倉駅から歩いてくるのがおすすめです。
蓮華寺址碑の写真と碑文と意味
連華寺ハ仁治元年(紀元一九〇〇)北條経時ノ創立ニカゝリ
僧良忠ヲ開山トセシガ
寛元元年(紀元一九〇三)之ヲ材木坐ニ遷シ
寺號ヲ光明寺ト改メシ由傳ヘラル
又一説ニ蓮華寺ハ経時ノ菩提ノ為
建長三年(紀元一九一一)北條時頼之ヲ建立シ後
弘安二年(紀元一九三九)ノ頃武州ヘ遷セリトモイフ
此谷ヲ佐介ケ谷ト唱フ
管理人訳
蓮華寺は、仁治元年(皇暦1900年・西暦1240年)、北条常時が開基となり、僧侶の良忠を開山として建てられました。
寛元元年(皇暦1903年・西暦1243年)、この寺を材木座に遷座し、寺の名前を光明寺と改めたと伝わっています。
また一説によると、蓮華寺は経時の菩提(弔いの意)のため、 建長3年(皇暦1911年・西暦1251年)、北条時頼が創建し、その後、弘安2年(皇暦1939年・西暦1279年)頃、武州(武蔵国・現 東京)へ移したとも言われています。
この谷を佐介ヶ谷と言います。
皇暦とは、神武天皇が即位した年を紀元とする紀年法(西暦が元号も紀年法の1つ)です。皇暦元年は、西暦前660年とされているので、現在の西暦に660年を足すと皇暦となります。
なお以前は、この碑は元々違う場所にあったという説明書きがあったそうですが現在はありません。
碑の前の道、このまま真っ直ぐ進むと鎌倉市役所を経由して鎌倉駅に到着します。
蓮華寺址碑 付近の観光スポット
- 源氏山公園
- 葛原岡神社
- 銭洗弁財天宇賀福神社
- 佐助稲荷神社
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