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朝夷奈切通碑

朝夷奈切通碑 鎌倉 旧跡碑(鎌倉町青年団石碑)

朝夷奈切通碑は、昭和初期に鎌倉町青年団によって建てられた史跡碑・旧跡碑です。

朝夷奈切通の鎌倉市十二所側入口の三郎の滝(朝比奈の滝)の脇に建っています。

朝夷奈切通は鎌倉時代に作られた峠道であり国指定史跡にもなっています。

朝夷奈切通碑 詳細とアクセス方法

朝夷奈切通碑

  • 読み方:あさいなきりとおしひ
  • 文化財区分:なし(旧跡碑)
  • 住所:〒248-0001 神奈川県鎌倉市十二所
  • 建立:1941年(昭和16年)3月
  • TEL:-
  • 見学可能時間:24時間(夜は非常に危険)
  • 見学料:無料
  • 定休日:なし
  • 駐車場:なし

朝夷奈切通碑へのアクセス方法・行き方

  • 鎌倉駅から京急バス「鎌23・24」系統に乗車、「十二所神社」下車・徒歩約10分(約650メートル)

途中から砂利道に変わります。駐車場が無いため、公共交通機関と徒歩で向かうことをおすすめします。

朝夷奈切通碑の写真と碑文と意味

朝夷奈切通碑

朝夷奈切通碑

鎌倉七ロノ一二シテ
鎌倉ヨリ六浦へ通ズル要衝二當リ
大切通小切通ノニツアリ
土俗二朝夷奈三郎義秀一夜ノ内二切抜タルヲ以テ其名アリト伝ヘラルルモ
東鑑二仁治元年(皇紀一九〇〇)十一月鎌倉六浦間道路開鑿ノ議定アリ
翌二年四月經營ノ事始アリテ
執權北條泰時其所二監臨シ
諸人群集シテ各土石ヲ運ビシコト見ユルニ徴シ
此切通ハ即チ其當時二於テ開通セシモノト思料セラル

管理人訳

朝夷奈切通は、鎌倉七口の1つであり、鎌倉から六浦へ通じる要所となっており、大切通と小切通の2つがあります。
この土地の伝承では、朝比奈三郎義秀が一夜にして切通を作ったので、朝夷奈という名前がついたと伝えられていますが、吾妻鏡には、仁治元年(皇暦1900年・西暦1240年)11月に鎌倉六浦の道路を切り開くことが決まっていたとあり、1241年4月に小路が開始されたとあります。
執権の北条泰時も現場に入って監督を行い、多くの人が集まって土や石を運んだと書かれています。つまりこの切通はその時に開通したものと考えられています。

この朝夷奈切通碑のすぐとなりの滝は「三郎の滝」とも言われていて、伝説がそのまま長い間、名前として残っていることがわかります。

朝夷奈切通碑と三郎の滝

朝夷奈切通碑と三郎の滝

そしてこの碑から少し先から朝比奈切通が始まっています。

朝夷奈切通

先に行けばもっと岩が削られ道になっていることがわかります。

朝夷奈切通碑付近の観光スポット

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