和賀江島碑は、大正時代に鎌倉町青年団によって建てられた史跡碑・旧跡碑です。
材木座海岸の東端、海中の岩の上に建つ石碑ですが、干潮時には歩いて石碑の前まで行くことが出来ます。
和賀江島は現存する築港遺跡としては日本最古となっています。
和賀江島碑 詳細とアクセス方法
- 読み方:わかえのしまひ・わかえじまひ
- 文化財区分:なし(旧跡碑)
- 住所:〒248-0013 神奈川県鎌倉市材木座6付近(海中)
- 建立:1924年(大正13年)3月
- TEL:-
- 見学可能時間:24時間
- 見学料:無料
- 定休日:なし
- 駐車場:なし
和賀江島碑へのアクセス方法・行き方
- 鎌倉駅東口から京急バス「鎌40・鎌41」に乗車、「飯島」バス停下車。徒歩約2分
- 鎌倉駅(東口)から徒歩約30分(約2.2km)
- 江ノ電「由比ヶ浜駅」から徒歩約25分(約2km)
- 江ノ電「和田塚駅」から徒歩約23分(約1.8km)
- 江ノ電「長谷駅」から徒歩約28分(約2.1km)
鎌倉の海を歩きたい!ということであれば江ノ電のいずれかの駅から歩くのもおすすめです。
なお国道134号線からは行けませんので注意して下さい。徒歩であれば国道134号線から向かうことも可能です。
*Google Mapでは逗子市になっていますが、ギリギリ鎌倉市内です。
和賀江島碑の写真と碑文と意味
和賀トハ今ノ材木座ノ古名ニシテ
此ノ地往昔伐木運湊ノ港タリシヨリ
ヤガテ今ノ名ヲ負フニ至レルナリ
和賀江嶋ハ其ノ和賀ノ港ロヲ扼スル築堤ヲ言ヒ
今ヲ距ル六百九十餘年ノ昔
貞永元年勧進聖人往阿彌陀佛ガ申請ニ任セ
平盛網之ヲ督シテ七月十五日起工
八月九日竣工セルモノナリ
管理人訳
和賀とは、現在の材木座の昔の名前です。
この場所は昔、木材の運送を行う港であったため、その後に現在の名(材木座)が付きました。
和賀江島は、その和賀の港の守るために築いた堤防のことです。
今から約690年前(1924年当時からの換算)の貞永元年(1232年)の昔に、諸国を巡っていた僧侶の往阿弥陀仏が(築港を)申請して平盛綱が監督となり、7月15日(新暦8月3日)に起工し、8月9日(新暦8月26日)に竣工(完成)したものです。
和賀江島は今でも干潮時には積み上げられた石が島のように見えます。
和賀江島碑は、大きな岩の上に取り付けられています。
干潮時は濡れずに碑のある岩までいけますが、潮が満ちてくると濡れずに渡ることは出来ません。
和賀江島碑の辺りからは晴れて澄んでいれば江ノ島と稲村ケ崎、そして富士山までもが見渡せる絶景スポットです。
和賀江島碑付近の観光スポット
- 材木座海岸
- 和賀江島
- 光明寺
- 逗子マリーナ
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