佐竹屋敷跡碑は、昭和初期に鎌倉町青年団によって建てられた史跡碑・旧跡碑です。
大宝寺の入口に割と存在感があるように建っています。
ここで言う佐竹氏は、佐竹秀義を最初とする鎌倉時代の武将の一族を指します。大宝寺には佐竹氏ゆかりの多福稲荷があります。
佐竹屋敷跡碑 詳細とアクセス方法
- 読み方:さたけやしきあとひ
- 文化財区分:なし(旧跡碑)
- 住所:〒248-0007 神奈川県鎌倉市大町3-6-22
- 建立:1932年(昭和7年)3月
- TEL:-
- 見学可能時間:24時間
- 見学料:無料
- 定休日:なし
- 駐車場:なし
佐竹屋敷跡碑へのアクセス方法・行き方
- 鎌倉駅(東口)から徒歩約15分(約1.2km)
- 鎌倉駅から京急バス「鎌30・31」系統に乗車、「名越」バス停下車、徒歩約4分
駐車場が無いため、公共交通機関で訪れることをおすすめします。
佐竹屋敷跡碑の写真と碑文と意味
此所ハ佐竹四郎秀義以降
代々ノ屋舗跡ト云フ
昔當所二佐竹氏ノ霊社アリシガ
後年村内天王社ニ合祀ス
後ノ山ヲ佐竹山ト呼ブ
其ノ形扇ノ地紙二似テ
中ニ三本ノ疇アリ
左右ヲ合テ五本骨ノ如シ
管理人訳
この場所は佐竹秀義以降の佐竹家代々の屋敷跡と伝えられています。
昔ここに佐竹家の社(神社)がありましたが、後に村の天王社(現・大町 八雲神社)に合祀されました。
後の山を佐竹山と呼び、その形が扇の紙形に似ており、山の中央に三本の畦(この場合、尾根の方が意味的に合う)があり、左右合せて五本骨の扇のように見えます。
後半は、佐竹氏の家紋の話を兼ねているものと思われます。
この家紋は源頼朝から授けられた旗紋と言われています。
境内には社として多福稲荷が祀られています。
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