大蔵幕府舊蹟(大蔵幕府旧跡)碑は、大正時代に鎌倉町青年会によって建てられた史跡碑・旧跡碑です。
清泉小学校の南西の角にあります。
大蔵幕府とは、鎌倉幕府の中心となった場所のことですが、源頼朝時代のことで、その後は宇津宮辻幕府となっています。
大蔵幕府舊蹟碑 詳細とアクセス方法
- 読み方:おおくらばくふきゅうせきひ
- 文化財区分:なし(旧跡碑)
- 住所:〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下3-6-26
- 建立:1917年(大正6年)3月
- TEL:なし
- 見学可能時間:24時間
- 見学料:無料
- 定休日:なし
- 駐車場:なし
大蔵幕府旧跡碑へのアクセス方法・行き方
- 鎌倉駅から徒歩約20分(約1.5km)
- 鎌倉駅から京急バス「鎌23・24・36・20」系統に乗車、「岐れ道」下車・徒歩約2分
駐車場が無いため公共交通機関で向かうことをおすすめします。
鎌倉駅からは少し遠いですが、鶴岡八幡宮を経由して荏柄天神社・鎌倉宮へ向かう途中にあるので、鎌倉散策なら気にならない距離です。
大蔵幕府旧跡碑の写真と碑文と意味
今ヲ距ル七百三十七年ノ昔治承四年源頼朝邸ヲ此ノ地ニ営ミ後覇権ヲ握ルニ及ビテ政ヲ此ノ邸中ニ聴ク所謂大蔵幕府是ナリ
爾来頼家実朝ヲ経テ嘉禄元年政子薨ジ幕府ノ宇津宮辻ニ遷レルマデ此ノ地ガ覇府ノ中心タリシコト實ニ四十六年間ナリ
管理人訳
この地は今をへだたること737年の昔(1917年当時において)、治承4年(1180年)に源頼朝が邸宅を建て、その後覇権を握るようになってからは、この邸宅を政治の中心となりました。
これがいわゆる大蔵幕府です。
その後、頼家(2代将軍)・実朝(3代将軍)を経て嘉禄岩塩(1225年)に北条政子が亡くなり宇都宮辻に幕府の中心が移るまで、この地が鎌倉幕府の中心となること46年間でした。
大蔵幕府舊蹟碑のすぐ後ろは、私立の清泉小学校です。
角地に大蔵幕府舊蹟碑はあり、もう片方の道は、春は桜・初夏は紫陽花がとても綺麗な道になっています。
上記写真の道の突き当りには、源頼朝の墓である法華堂跡があります。
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