鎌倉文学館は、鎌倉市長谷にある昭和初期に建てられた洋風建築物であり、鎌倉ゆかりの文学、特に鎌倉文士をテーマにした資料館です。
国の登録有形文化財にもなっている建物は、鎌倉三大洋館とも言われており、とても美しい外観を観に訪れる人もいます。
鎌倉文学館 詳細とアクセス方法
- 住所:〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷1-5-3
- TEL:TEL:0467-23-3911
- 営業時間:10~2月・9:00~16:30/3~9月・9:00~17:00(最終入館30分前)
- 入場料:大人・300~500円/小中学生 100~200円(展示内容で異なる)
- 定休日:月曜日(祝日の場合は開館)・年末年始・展示入替時・他臨時閉館あり
- 駐車場:なし
- トイレ:あり
- 売店:あり(お土産等)
- 車椅子対応:あり(本館のみ)
- 公式サイト:参考・鎌倉文学館(鎌倉市)
鎌倉文学館の公式サイトは、指定管理業者が管理していましたが休館に伴い指定管理者が外れたため、公式サイトも無くなりました。鎌倉市はもう少し公式サイトと中古ドメインの危険性というものをきちんと考えて欲しいものです。
文化財としての鎌倉文学館
- 読み方:かまくらぶんがくかん
- 文化財区分:登録有形文化財(国)・歴史的風致形成建造物・景観重要建築物等
- 管理団体:鎌倉市
- 建築年:1936年(昭和11年)
鎌倉文学館の場所とアクセス方法・行き方
- 江ノ電「由比ヶ浜駅」から徒歩約7分(約500メートル)
- 江ノ電「長谷駅」から徒歩約9分(約700メートル)
- 鎌倉駅から徒歩約20分(約1.5km)
- 鎌倉駅から江ノ電バス・京急バス「藤沢・大仏方面」行きに乗車、「海岸通り」バス停下車・徒歩約3分)
駐車場が無いため公共交通機関で訪れることをおすすめします。
なおGoogle Map上だと入口がわかりにくいですが下記の図を参考にしてください。
受付手前に自転車用の駐輪場があります。
鎌倉文学館の入場料について
展示内容により入場料が異なります。
ただし下記の方は無料になります。
- 鎌倉市在住の方(住所がわかるものが必要・つまり鎌倉市民無料)
- 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、鎌倉市原子爆弾被害者の援護に関する条例(昭和48年3月 第37号)に基づく援護資格認定証の交付を受けた方、およびその付き添い1名
鎌倉文学館の車椅子・障害者対応
建物内は、車椅子にほぼ対応しています。
事前に連絡が必要ですが、車で近くまで行った後に館内用の車椅子に乗り換えて見学することになります。
鎌倉文学館の注意点
庭園内は写真撮影可能ですが、建物内は写真撮影禁止です。
館内は靴を脱ぐため、素足で来館するのは控えた方が良さそうです。
注意事項
2023年まで鎌倉文学館の公式サイトとして利用されていたドメイン「kamakurabungaku.com」は既に売りに出されています。
今後このドメインを使った関係ないホームページが登場する可能性があるので、ご注意ください。
鎌倉文学館の展示物や見どころ
鎌倉文学館の見どころは、なんと言っても建物(本館)の外観です。
中の展示に関係ありませんが、とても立派な洋館こそが鎌倉文学館の一番の魅力です。
中の展示は文学に興味があるかないかで、かなり賛否がわかれると思います。
文化財としての鎌倉文学館の由緒・歴史
この建物は、昭和11年(1936)旧加賀藩主前田家第16代当主前田利為(としなり)氏が建築したもので、相模湾を見下ろす谷戸の中腹に位置しており、当時の鎌倉の別荘建築を代表する建築の1つです。ノーベル平和賞受賞の佐藤栄作元首相が別荘として利用したほか、作家三島由紀夫の小説「春の雪」の一場面として登場します。昭和58年(1983)7月、前田家より鎌倉市が譲り受け、昭和60年(1985)11月に鎌倉文学館として公開されました。平成12年(2000)4月、国の登録有形文化財となりました。
- 設計者:渡辺 栄治
- 施行者:竹中工務店
元々は、1890年頃に侯爵 前田利嗣の鎌倉別邸として建てらましたが、1910年(明治43年)に火事により失われたそうです。
その後、洋風に再建されますが、1923年(大正12年)に倒壊して、再び建て直されました。そして1936年(昭和11年)に改築したものが、現在まで残っている鎌倉文学館です。
鎌倉文学館 訪問レポート
鎌倉文学館へ訪れた時のレポートや鎌倉文学館に関する詳細です。
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