伝上杉憲方墓は、鎌倉市極楽寺にある国指定史跡です。
上杉憲方は、南北朝時代から室町時代初期(1335年生誕・1394年死没)にかけての武将・守護大名です。
非常にわかりにくい場所にあり、小さな史跡ですが、極楽寺に訪れた時に立ち寄って欲しい場所です。
伝上杉憲方墓 詳細とアクセス方法
- 読み方:でんうえすぎのりかたのはか
- 文化財区分:国指定史跡・鎌倉市指定有形文化財
- 管理団体:鎌倉市(土地所有は個人)
- 住所:〒248-0023 神奈川県鎌倉市極楽寺1-2-7
- TEL:0467-61-3857(鎌倉市教育文化財部文化財課)
- 見学可能時間:24時間(夜は危険)
- 見学料:無料
- 定休日:なし
- 駐車場:なし
- トイレ:なし
- 売店:なし
- 車椅子対応:なし
- 公式サイト:なし
伝上杉憲方墓へのアクセス方法・行き方
- 江ノ電「極楽寺駅」から徒歩約2分(約130メートル)
極楽寺駅から歩いていくのがおすすめです。
ただ非常にわかりにくい場所にあります。
極楽寺駅から成就院に向かう途中、桜橋とのT字路を右折してすぐにあるアパートの入口が伝上杉憲方墓への入口となります。
普通にアパートの入口にしか見えませんが、突き進んでいくと伝上杉憲方墓に到着します。
伝上杉憲方墓の歴史・由緒
この場所はかつて西方寺と呼ばれる寺院の一角であった。 極楽寺切通の出入口付近の斜面を人工的に削り、方形に造り出した空間に石塔が建ち並んでいる。上杉憲方の墓と伝えられる安山岩製七重層塔1基を中心に、その妻の墓塔と伝えられる凝灰岩製層塔1基と、凝灰岩製五輪塔4基、 その他五輪塔の残欠が散在する。
七重層塔の現存高は約290cm で、相輪の頂部を欠いているが、全体的な残存状況は良好である。 塔身に浮き彫りされた金剛界四仏の様相や、均整の取れた塔全体の形から、13世紀前半 頃のものと推定される。
上杉憲方 (1335-94) は山内上杉氏の祖であり、 武蔵国・安房国などの守護や鎌倉公方を補 佐した関東管領を務めた。 山ノ内に所在する明月院の開基としても知られる。 この七重層塔を上杉憲方の墓とするには年代が合わないが、 彼の墓が極楽寺にあると伝えられ、 また、この付近に 永和5年(1379) 銘の彼の逆修塔 ( 生前供養のための塔) も存在することから、この地が彼の 墓所であるとの伝承が残されている。
上記のように説明板には書かれています。
伝上杉憲方墓の伝は「伝承」を意味しており「伝承-上杉憲方の墓」ということになります。
なお「石造 西方寺址石塔群」として「鎌倉市指定有形文化財」にも登録されているようです(現在確認中)。
伝上杉憲方墓の車椅子・障害者対応
入口に階段があり、車椅子での見学は難しくなっています。
伝上杉憲方墓の関連リンク
- 伝上杉憲方墓 文化遺産オンライン
- 伝上杉憲方墓 文化庁
- 上杉憲方 Wikipedia
- 極楽洞(近くにある史跡)
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