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10月に苔寺として有名な妙法寺へ参拝に行ってきた

妙法寺の仁王門から見る苔石段 寺院訪問・参拝レポート

紅葉にはまだまだ早い10月中旬に、苔寺として有名な妙法寺へ行ってきました。

思っていた以上に境内は広く、海や富士山まで見られるビュースポットまであり、非常に素晴らしいお寺でした。

10月の妙法寺の様子を写真を添えてお伝えします。

なお鎌倉市内にはもう1ヶ所「苔寺」と言われるお寺があります。もう1ヶ所は「杉本寺」です。

妙法寺の入口

妙法寺の入口

妙法寺に向かって歩いていくと正面に山門が見えるものの閉じています。

妙法寺の山門

ただ山門の前には公衆トイレがあって境内には無いので、トイレは事前にここで済ませておくのがおすすめです。

妙法寺の入口

山門へ進む階段の手前に左側に進む道があるので、拝観する時は左側へ進みます。

妙法寺の入口

入口を入ると右側に受付があるので、ここで拝観料を支払って先に進みます。

妙法寺の本堂

妙法寺の境内

10月の中旬くらいだとまだまだ木々が緑で、紅葉にはほど遠い状態です。

妙法寺 本堂

少し進むと本堂に突き当たります。

訪れた時、高齢者の団体がいて、もう立ち話と写真を撮るのに必死でとても参拝出来るような状態でなかったのが残念なところ。

妙法寺の注意書き

お寺は本来、参拝するところですから、参拝者の邪魔になることはしてはいけないんですけど、年配者ほどそれを忘れていることが多いな~と思う今日このごろ。

「まずは佛さまに合掌礼拝 ごあいさい」と書いてある看板が虚しく見えました。

妙法寺 本堂

「通してくださ~い!」と言いながらどうにか本堂の前について参拝しました。

写真は団体が帰ったあとに撮っています。

妙法寺の仁王門と苔の石段

参拝を終えた後は、妙法寺を語る上で欠かせない仁王門と苔の石段へ向かいます。

妙法寺の宝篋印塔

途中に立派な宝篋印塔がありました。

妙法寺の境内

庭の緑は濃く、10月というよりはまだ9月のような雰囲気です。

妙法寺の御堂

途中、御堂があるのですが、この時は立入り禁止になっていました。大覚殿といい、釈尊、妙法稲荷大明神、加藤清正公像を安置しているそうです。

妙法寺の仁王門

そして仁王門の前に到着

妙法寺の仁王門の仁王像

妙法寺の仁王門の仁王像

仁王門というだけあって、左右には立派な仁王像が置かれています。

この仁王門の先が有名な苔石段です。

妙法寺の仁王門から見る苔石段

仁王門から苔石段が見えますが、仁王門の中央は通れないようになっているので、仁王門を迂回して周ります。

妙法寺の苔石段

苔石段は2つに分かれていて、最初の石段はそのまま上れますが、上の石段は通行禁止になっていて、右側に迂回するための階段があります。

苔石段を迂回するための階段

非常に遅い階段です。

妙法寺の苔石段

木漏れ日がところどころ苔石段を照らし、まるで苔が光っているように見えてとても綺麗な石段です。

仁王門

石段側から見た仁王門もとても美しく見えます。

妙法寺のやぐら「化生窟」

妙法寺の化生窟

石段を上る手前の左側奥にやぐらが見えます。

化生窟(けしょうのいわや)というらしく、中に仏像が置かれています。

鎌倉では岩をくり抜いてつくった「やぐら」と呼ばれる墓地が多数あり、鎌倉らしい光景なので、是非見て欲しいところです。

法華堂と「南の方御墓」「日叡上人御墓」

苔石段

苔石段を横に見ながら迂回用の階段を上っていきます。

妙法寺 法華堂

階段を上り終えると現れるのが「法華堂」です。

妙法寺 法華堂

とても立派な御堂で見応えがあります。

妙法寺の法華堂

軒下の彫刻された部分は非常に精巧な作りです。

妙法寺の法華堂

妙法寺の法華堂

唐獅子と象の木像

妙法寺の法華堂の扁額

法華堂と描かれた扁額の額は龍が彫り込まれています。

法華堂から左側に進む道があります。

苔石段を上から見たところ

途中、苔石段を上から見られるようになっています。

妙法寺の仏像

苔石段の前あたりにインド風な石仏が置かれていました。

妙法寺の鐘楼

そして突き当りに鐘楼があります。

妙法寺の鐘楼

鐘楼はかなり立派なのですが、山の中にある鐘楼がとても神秘的でした。

この鐘楼の左側に道があり進むと「南の方御墓」「日叡上人御墓」があります。

妙法寺 南の方御墓

南の方は、妙法寺の中興開山である日叡上人の母です。

妙法寺 日叡上人墓所

中興開山とは、簡単に言えば廃れきたお寺を再び盛り返した人のことです。もともと妙法寺の実質的な開山(初代住職)は、日叡上人なので日叡上人が祀られていてもおかしな話ではありません。

再び鐘楼のところまで戻ります。

松葉ヶ谷御松庵跡への階段

鐘楼の前に更に階段があります。

妙法寺の松葉ヶ谷御松庵跡

鐘楼の前にある階段を上っていきます。

妙法寺の松葉ヶ谷御松庵跡への階段

苔石段も綺麗ですが、こちらの階段も苔はそれなりに生えていて風情があります。ただところどころ崩れかけているところもあるので、慎重に上ってください。帰りはもっと慎重に。

妙法寺の松葉ヶ谷御小庵跡

階段を上り終えたところにあるのが「松葉ヶ谷御小庵跡」です。

妙法寺の松葉ヶ谷御小庵跡

説明板には下記のように書かれています(一部わかりやすいように書き換えています)

この地は、日蓮聖人が建長5年から文永8年(1253年~1271年)までの18年間、鎌倉における布教伝導の拠点とされた霊跡であります。

聖人は、ここに庵をかまえ、悲願であった立正安国 国土安穏の実現を目指されました。

南無妙法蓮華経

なお「松葉ヶ谷御小庵跡」と呼ばれる場所はここ以外にも近くの安国論寺長勝寺にもあり、実際にはどこにあったのかは定かではありません。

妙法寺の護良親王御墓と絶景スポット

妙法寺の松葉ヶ谷御小庵跡 横の階段

松葉ヶ谷御小庵跡の横に更に上にあがる階段があり「護良親王御墓」と書かれています。

妙法寺の松葉ヶ谷御小庵跡 横の階段

ここまでかなり階段を上ってきましたが、この階段で最後なので、是非上ってください。

妙法寺の護良親王御墓

少しすると石塔が見えてきます。護良親王御墓と言われるものです。

護良親王は、鎌倉時代末期から建武の新政期の皇族・僧侶・武将・天台座主・征夷大将軍だった人物です。

護良親王と言えば、鎌倉宮の御祭神にもなっていますし、鎌倉宮の近くにも護良親王墓があります。

妙法寺の護良親王御墓

なぜ妙法寺に護良親王の墓があるかと言えば日叡上人の父が護良親王だったからです。

そしてこの護良親王の墓所からの景色がこちら

妙法寺の護良親王御墓からの景色

鎌倉の海が一望出来る絶景スポットになっています。

妙法寺の護良親王御墓からの景色

ここまで頑張って上ってきた甲斐があります。

妙法寺の護良親王御墓からの景色

富士山も見えました。冬場ならもっとクリアに雪をかぶった富士山が見られます。

妙法寺の護良親王御墓からの景色

素晴らしい眺めにしばらくここでぼ~っと空と海を眺めていました。

10月の妙法寺へ行こう

紅葉や紫陽花の時期が人気の妙法寺ですが、10月は団体とかち合わなければ比較的ゆっくりと見られる時期です。

妙法寺の芙蓉

境内にはまだ芙蓉等の花が咲いているので、花とお寺を楽しめるのも10月の妙法寺のおすすめの理由です。

妙法寺のホトトギス

ホトトギスの花も咲いていました。

妙法寺の苔石段

美しい苔の石段をゆっくりと楽しみ、絶景を楽しみ、花を愛でる、そんな楽しみがある10月の妙法寺、おすすめです。

以上、10月の苔寺として有名な妙法寺の参拝レポートでした。

  • 住所:〒248-0007 神奈川県鎌倉市大町4-7-4
  • TEL:0467-22-5813
  • 御朱印:あり
  • 写経:なし
  • 参拝可能時間:9:30~16:30
  • 寺務所受付時間:9:30~16:30
  • 拝観時間:9:30~16:30(拝観出来ない時期もあり)

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