正式な名称はわかりませんが、鎌倉市腰越5丁目にかつて観音堂があったとされており、その跡地に道祖神塔や庚申塔と共に六地蔵が鎮座してます。
少し奥に入ったところにあるため、気付かずに通り過ぎてしまうことが多い場所ですが、6躯の大きさが異なるお地蔵様が並ぶ少し変わった六地蔵です。
霊光無盡塔と呼ばれる戦没者慰霊碑の横にあります。
観音堂跡六地蔵 詳細とアクセス方法
- 読み方:かんのんどうあとろくじぞう
- 建立:不明
- 住所:〒248-0033 神奈川県鎌倉市腰越5-11
- 見学可能時間:24時間
- 見学料:無料
- 定休日:なし
- 駐車場:なし
- トイレ:なし
- 売店:なし
- 車椅子対応:なし
- 公式サイト:なし
観音堂跡六地蔵の場所とアクセス方法・行き方
- 江ノ電「腰越駅」から徒歩約6分(約450メートル)
- 江ノ電「江ノ島駅」から徒歩約8分(約650メートル)
- 湘南モノレール「湘南江の島駅」から徒歩約8分(約650メートル)
公共交通機関で訪れるのがおすすめです。
観音堂跡六地蔵の逸話・伝承や特徴
六地蔵に関しての逸話や伝承はわかりませんが、観音堂に関する逸話が残っています。
観音堂には十一面観音像が祀られていました。
明治の初めごろ、この付近に住んでいた木材から板や角材を作る仕事をしていた人の夢枕に 観音様が立たれ、
「わたしは長いことここに住んでいますが、もうこのように堂は荒れ果ててしまいました。縁日になっても誰も供養してくれません。」
といいました。その人は驚いてお堂へ行ってみると、なるほどお堂はみるかげもなく荒れ果てており、このことを宝善院の住職や世話人に話しました。そしてみんなで相談して盛大に供養をしました。また、これはきっと観音さまが安住の場所を探しているためだろうと考え、観音像を宝善院に移したということです。かまくら子ども風土記 181ページより
宝善院は、ここから徒歩5分少々の場所にあるお寺です。
観音堂跡六地蔵の特徴
一般的に六地蔵と言えば同じ大きさのお地蔵様が6躯並んでいることが多いのですが、ここの六地蔵は、大きさが写真の通り右から左にどんどん小さくなっています。
ひょっとしたら別々のお地蔵様が集められたのでは?とも言われていますが、詳細はわかりません。
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