花ヶ谷 花咲地蔵尊は、鎌倉市大町の花ヶ谷と呼ばれるところにあり地蔵尊です。
元々この場所に慈恩寺というお寺があり、そのお寺にあったお地蔵様と言われています。
石廟のような御堂に入っており、非常に状態の良いお地蔵様です。
花咲地蔵尊 詳細とアクセス方法
- 読み方:はなさきじぞうそん
- 建立:伝・嘉禄元年(1225年)
- 住所:〒248-0007 神奈川県鎌倉市大町4-14-8
- 見学可能時間:24時間
- 見学料:無料
- 定休日:なし
- 駐車場:なし
- トイレ:なし
- 売店:なし
- 車椅子対応:なし
- 公式サイト:なし
花咲地蔵尊の場所とアクセス方法・行き方
- 鎌倉駅から徒歩約20分(約1.6km)
- 鎌倉駅から京急バス「鎌30・31」系統に乗車、「名越」バス停下車、徒歩約8分(約650メートル)
道が狭いので公共交通機関で向かうことをおすすめします。
花咲地蔵尊の逸話・伝承や特徴
地蔵尊の脇にある石碑には下記のように書かれています。
花咲地蔵尊縁起
嘉禄元年足利直冬ガ祖先ノ菩提ヲ弔フ
タメニ此ノ谷ニ慈恩寺ヲ建立シ境内ニ
四季花ノ絶エナイヨウニ植タノデ花谷
ト呼ブ此ノ地蔵尊ハソノ境内ニ祀ラレ
タモノト伝エラル昔ヨリ多クノ里人ガ
親シク信仰セラレマシタ
簡単に訳すと、下記のようになります。
嘉禄元年(1225年)に足利直冬が祖先の菩提を弔うためにこの谷戸に慈恩寺というお寺を建てました。境内には四季それぞれで花が絶えないように植えたので、花谷と呼ぶようになりました。
この地蔵尊は、そのお寺の境内に祀られていたものと伝わっています。昔よりこの里の人に親しみを持って信仰されていました。
この地蔵尊は、そのお寺の境内に祀られていたものと伝わっています。昔よりこの里の人に親しみを持って信仰されていました。
ただ足利直冬は、足利尊氏の子であり、足利尊氏は1305年に生まれ1358年に亡くなっているため、嘉禄元年というのはありえないと思われます。
どんなに早くても1330年頃の創建になるはずですが、慈恩寺については他の文献で1323年には出ていることから、実際に建立したのは他の人だと思われます。
花咲地蔵尊の特徴
石廟のような御堂の中に入っています。実物は非常に保存状態もよく700年ほど経過しているようには見えません(実際に700年前のものかどうかはわかっていません)。
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