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大宝寺の境内の様子と見どころ

大宝寺 多福稲荷 寺院訪問・参拝レポート

鎌倉市大町にある寺院の中でも少し奥に入ったところにある大宝寺へ参拝に行ってきました。

境内には多福稲荷というお稲荷さんがあり、一瞬神社かな?と思えるお寺です。

実際に訪れて撮影した写真を添えて境内の様子や見どころを紹介します。

大宝寺入口にある佐竹屋敷跡碑

大宝寺 入口

大宝寺へ向かってくると上記写真のように門柱があり、左横に石碑と石塔があります。

大宝寺 寺号標

石塔は大宝寺の寺号標で、寺院ではよく見かけるものです。

大宝寺入口にある佐竹屋敷跡碑

石碑は、佐竹屋敷跡碑と呼ばれるもので、元々この辺りは佐竹氏の屋敷があった場所だったことを説明しています。

この石碑が大宝寺最初の見どころです。この石碑自体が1932年(昭和7年)に建てられたものです。

この石碑について、詳細は下記ページをご覧ください。

大宝寺の多福稲荷

大宝寺多福稲荷

境内に入ると左側に庫裡(寺務所)があり、そこから進んでいくと白い鳥居とお社が見えてきます。多福稲荷です。

この多福稲荷が大宝寺2つ目の見どころです。

大宝寺 多福稲荷

元々ここには、佐竹氏の遠祖にあたる源義光(新羅三郎義光)が多福神社を創建したと伝わっており、その後に多福寺が出来ましたが廃寺となり、その後に大宝寺が建てられたとされています。

大宝寺 多福稲荷

多福神社は、永保3年(1083年)創建と伝わっており、非常に歴史があります。

大宝寺 多福稲荷

大宝寺 多福稲荷

石で作られたお社の左右には、龍が刻まれています。

大宝寺 多福稲荷にある古い石祠

大宝寺 多福稲荷にある仏像

多福稲荷の横には古いお社か奉納されたと思われる石祠やお狐様が置かれていました。その横には古そうな仏像も置かれていました。

この石仏、草木が多い時期だと気づきませんが、実は…

大宝寺の七福神

七福神です。

草木が多いと隠れてわからないですが、1月~3月くらいだと草木が枯れて石像がすべて見えるようになるとわかります。

大宝寺の石塔群

多福稲荷と大宝寺の本堂の間には宝篋印塔や多層塔、石塔、仏像がいくつか置かれています。

戦死者の供養塔だったりするようです。

大宝寺の本堂

大宝寺

多福稲荷の左側に大宝寺の本堂があります。この本堂が大宝寺3つ目の見どころです。

大宝寺 本堂の鬼瓦

まずは本堂の屋根の一番上の鬼瓦にあたる部分を見てください。

「五本骨扇に月丸」と言われる佐竹家の家紋と同じ寺紋がついていました。

大宝寺 本堂の牡丹の鐙瓦

大宝寺 本堂の牡丹の鐙瓦

少し目線を下げると左右に牡丹の鐙瓦が置かれています。

大宝寺の天水盤

大宝寺の天水盤

左右に配置された天水盤にも佐竹氏の家紋である「五本骨扇に月丸」の寺紋がついており、佐竹氏ゆかりのお寺だということがわかります。

大宝寺 本堂の扁額

扁額には右画から左への横書きで山号である「多福山」と書かれています。

大宝寺の新羅三郎義光義盛霊廟

本堂の裏側に回るか、一旦境内の外に出て墓地エリアに行くと墓地に新羅三郎義光義盛霊廟と呼ばれるところがあります。

大宝寺の新羅三郎義盛霊廟

新羅三郎義光は、源義光とも言い平安時代後期の武将です。源頼朝と同じ河内源氏です。

源義光は、多福神社を創建した人物です。

大宝寺の新羅三郎義光義盛霊廟

義盛は、佐竹義盛のことで大宝寺の前身とも言える多福寺を創建した南北朝時代から室町時代にかけての武将です。

この霊廟が大宝寺4つ目の見どころです。

大宝寺の墓地からの眺め

大宝寺の墓地からの眺め

大宝寺の墓地エリアは少し高台にあります。

大宝寺から見える海

一番高いところまで行くと、材木座海岸あたりの海を望むことが出来ます。

ここが大宝寺5つ目の見どころです。

絶景という訳ではありませんが、海が見えるあたり、鎌倉の寺院らしさを感じます。

大宝寺へ行こう

大宝寺の天水盤

佐竹氏ゆかりのお寺である大宝寺、大きなお寺ではありませんが、観光で訪れる人が多い大町エリアの寺院の中ではとても静かで落ち着けるお寺です。

近くには苔寺として有名な妙法寺などもあります。

大町付近の寺院巡り・御朱印巡りに訪れるのであれば、是非立ち寄ってください。

以上、大宝寺の境内の様子と見どころについてでした。

  • 住所:〒248-0007 神奈川県鎌倉市大町3-6-22
  • TEL:0467-22-2973
  • 御朱印:あり
  • 写経:なし
  • 参拝可能時間:24時間
  • 寺務所受付時間:8:00~16:30
  • 拝観時間:8:00~16:30

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