松谷寺及佐介文庫阯碑は、昭和初期に鎌倉町青年団によって建てられた史跡碑・旧跡碑です。
市役所通り、御成隧道と新佐助隧道の間、新佐助隧道よりに建っています。
佐介文庫は、金沢文庫と同じ頃に作られたものと想像されています。
松谷寺及佐介文庫阯碑 詳細とアクセス方法
- 読み方:しょうこくじおよびさすけぶんこあとひ
- 文化財区分:なし(旧跡碑)
- 住所:〒248-0017 神奈川県鎌倉市佐助1-16-17
- 建立:1940年(昭和15年)3月
- TEL:-
- 見学可能時間:24時間
- 見学料:無料
- 定休日:なし
- 駐車場:なし
松谷寺及佐介文庫阯碑へのアクセス方法・行き方
- 鎌倉駅西口から京急バス「鎌51」系統もしくは江ノ電バス「K1・K6」系統に乗車、「法務局前」バス停下車、徒歩約3分(約200m)
- 鎌倉駅から徒歩約11分(約800m)
公共交通機関を利用されることをおすすめします。
松谷寺及佐介文庫阯碑の写真と碑文と意味
昭和五年金澤文庫傳存ニカカル佛書ノ奥書ヨリ發見サレ
漸ク世ニ知ラルルニ至リシ佐介文庫ハ
松谷文庫又ハ佐介松谷文庫トモ稱ヘ
金澤文庫ト同時代頃ノ創立ト推察セラルルモ
其創立者所在位置規模存続期間等詳ナラズ
然レ共北條氏ノ一族タル佐介氏其邸内ニ寺院ト文庫トヲ創建シ
其地名ヲ寺號ト文庫名トニ充テシモノナラン
此地今ニ松ケ枝又ハ松ヶ谷ノ傳唱アルヲ以テ
松谷寺及佐介文庫ハ共ニ此附近ニ所在セシモノト推定スル所以ナリ
管理人訳
昭和5年(1930年)、金沢文庫に伝わる仏教書物の由緒書きより発見され、ようやく世に知られるようになった佐介文庫は、松谷文庫または佐介松谷文庫とも言われ、金沢文庫と同じ時代に作られたと推察されますが、 作った人、あった場所、規模、存続した期間など詳しいことはわかっていません。
昭和5年(1930年)、金沢文庫に伝わる仏教書物の由緒書きより発見され、ようやく世に知られるようになった佐介文庫は、松谷文庫または佐介松谷文庫とも言われ、金沢文庫と同じ時代に作られたと推察されますが、 作った人、あった場所、規模、存続した期間など詳しいことはわかっていません。
しかし、北条氏の一族である佐介氏がその家の中に寺と文庫を建て、その地名を寺の名と文庫の名とに当てたものでしょう。
この場所の地名が現在松ケ枝または松ケ谷と伝わっているので、松谷寺および佐介文庫は共にこの付近に在ったものと推定されます。
佐助1丁目の交差点から坂を上ってきたところにある個人宅の一角にスペースを作ってもらって、松谷寺及佐介文庫阯碑は建っていました。
松谷寺及佐介文庫阯碑付近の観光スポット
- 佐助稲荷神社
- 北条氏常盤亭跡
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