紫陽花が美しいことで知られる国の重要文化財にもなっている一条恵観山荘、紫陽花を見に行こうかな?と思っている方も多いと思います。
庭園内には紫陽花が咲き誇り、おすすめの紫陽花スポットですが、見頃はいつなのか、実際の様子はどうなのか、写真を添えて紹介します。
一条恵観山荘の紫陽花の見頃
一条恵観山荘の紫陽花の見頃は、年によっても花の種類によっても異なりますが、5月下旬から6月中までは、何かしらの紫陽花は楽しめるようになっています。
紫陽花の種類(主にアナベルという品種)によっては、7月上旬まで楽しめることもあります。
見頃の目安としては下記の通りです。
- ヤマアジサイ・ガクアジサイ:5月中旬から6月中旬頃
- 一般的な紫陽花:6月中旬くらい
- アナベル:6月中旬から6月下旬
上記以外に鉢植えの紫陽花も多くあり、趣向を凝らして演出しているので6月中なら紫陽花を楽しむことが出来ます。
一条恵観山荘の紫陽花を見に行くおすすめの時期
人によって紫陽花の好みは異なるので、一概には言えませんが一条恵観山荘が力を入れているのが、アナベルという品種の紫陽花なので、アナベルが美しく見えるようになる6月中旬から下旬がおすすめです。
アナベルは、最初は緑色で徐々に白くなっていきます。白い花が多くなってくるのは6月15日以降になることが多いので、それ以降が特におすすめです。
一条恵観山荘の紫陽花の様子
一条恵観山荘の紫陽花の様子を紹介します。
5月後半の一条恵観山荘の紫陽花の様子
5月後半になってくると、ガクアジサイ・ヤマアジサイなどの紫陽花が咲いてきて庭園内を彩り始めます。
一般的なモコモコとした紫陽花はまだあまり咲いていませんが、鉢植えの紫陽花が置かれているので、紫陽花を楽しむことが出来ます。
鉢植えの紫陽花なら見に行かなくても良いかな?と思うかもしれませんが、川のせせらぎの聞こえる庭園内に置かれた鉢植えの紫陽花も非常に美しいです。
新緑は6月よりも5月の方が色鮮やかに見えるので、新緑を楽しみたい場合は、6月よりは5月の方がおすすめです。
鎌倉の新緑が1番美しいのは4月中旬から下旬にかけてという人も多いです。これには理由があって、海に面した鎌倉は、風が強くなると潮風が山の方に届きます。
塩が付着した木々の葉は、あまり綺麗に発色しないため、新緑となって間もない4月中旬から下旬の方が綺麗だと言われています。
もちろん6月でも新緑は綺麗なので、それほど気にすることもありませんが、知っているとなんか得した気分になりますよね。
6月中旬頃の一条恵観山荘の紫陽花の様子
受付を済ませて庭園内に入ると最初に綺麗な庭があり、その上を青もみじがかかりとても綺麗です。
この庭の中央付近にも紫陽花が咲いていて、少し珍しい組み合わせに思いました。
庭園内の奥に進むと庭園内をアナベルという紫陽花が彩り始めます。
アナベルの小径と名付けられた小さな道にはアナベルが大量に咲き誇っていました。
庭園内にある「かふぇ楊梅亭」の手前は日陰が多いので、まだアナベルに少し緑が残っていました。
また青や紫の一般的な紫陽花も6月中旬くらいになると見頃をむかえて、庭園の各所に咲いています。
特に滑川沿いの奥にあるところでは、地植えの一般的な紫陽花がかなり咲いていました。
ベンチが置かれていて、ベンチの中央がハートマークに切り取られていて、そこから顔を出す紫陽花が可愛くカップルで来た時の記念撮影に良い場所だと思いました。
川のせせらぎを聞きながら、紫陽花を見られる幸せ
どれだけ川に近いかと言えば、もうすぐ横が滑川です。
運が良ければカワセミなどの普段は見られない野鳥も見られます。
6月上旬ならカルガモ親子が出没することも…
この時期も鉢植えの紫陽花はしっかりと手入れされて置かれていて、少し珍しい紫陽花も楽しめるようになっています。
一条恵観山荘にも丸窓があり、丸窓のみを撮影している人も多いのですが、この時期は一歩引いて撮影するのがおすすめです。
一歩下がって撮影すると丸窓と紫陽花を一緒に写せます。
庭園を彩るつくばいや水鉢の紫陽花
一条恵観山荘の紫陽花で人気なのが、つくばいや水鉢などに入れられた紫陽花です。
庭園内をくまなく探すと10以上の、つくばいや水鉢などに水と一緒に入れられた紫陽花を見つけられます。
雰囲気的には、神社の花手水に似ています。
水の上に浮かんだ紫陽花が物凄く涼しげで蒸し暑い6月の鎌倉の中で、清涼感を感じられます。
たまに紫陽花以外の花も入れられていることがあります。
桔梗や花菖蒲も美しい一条恵観山荘
紫陽花の時期の一条恵観山荘は、桔梗や花菖蒲などの花も咲いています。
花菖蒲も初夏の花として人気です。
桔梗の花も点在して咲いており、青紫の花は涼しげです。
一条恵観山荘の紫陽花を見に行こう
一条恵観山荘は、50種類以上の紫陽花が咲いているそうです。
すべての種類の紫陽花を1度で見ることは出来ませんが、その分6月のいつに訪れても紫陽花が楽しめるのが一条恵観山荘の良さの1つです。
庭園を川のせせらぎを聞きながらゆっくり歩いて楽しめる一条恵観山荘は、鎌倉市内の中でもおすすめの紫陽花スポットです。
6月の鎌倉に訪れることがあれば、是非立ち寄ってください。
土日は混雑することもありますが、平日の午前中ならそれほど混雑することなく、楽しめますよ。
以上、一条恵観山荘の紫陽花の様子と見頃についてでした。
- 住所:〒248-0003 神奈川県鎌倉市浄明寺5-1-10
- TEL:0467-53-7900
- 見学可能時間:10:00~16:00(最終入園15:30)
- 見学料:500円(大人・子供共通/未就学児の入園は一切不可)
- 定休日:月・火(紫陽花・紅葉の時期や祝日は営業する場合もあり)
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