旧華頂宮邸と無為庵（旧松崎邸和館）の紅葉と見頃

鎌倉でも人気の報国寺の更に奥にある旧華頂宮邸は素敵な洋館ですが、紅葉も美しい場所で地味に人気です。

旧華頂宮邸の奥にある無為庵（旧松崎邸和館）の紅葉と合わせてみるのがおすすめです。

旧華頂宮邸の紅葉の様子と見頃について写真を添えて紹介します。

旧華頂宮邸の紅葉の見頃

旧華頂宮邸の紅葉の見頃は例年であれば、11月後半から12月中旬にかけてとなります。

もちろん年によっては1週間から10日くらいズレることもありますが、木々の種類によっても見頃が異なってきます。

少し角度は違いますが、旧華頂宮邸の入口を11月の後半と12月の初旬に撮影したものです。

銀杏の黄葉は11月後半がピークになりますが、12月に入ると徐々に葉が落ち始めてしまいます。代わりにモミジはどんどん紅葉してきて、11月後半だとあまり赤く無かったものが、12月の初旬に入るとかなり赤くなってきます。

• 銀杏の黄葉：11月後半が見頃
• モミジの紅葉：12月初旬から中旬が見頃

銀杏は散り始めたタイミングで雨と風が強い日があると葉がほとんど落ちてしまうので、タイミング的に見頃が難しい年もあるので、モミジに合わせて12月初旬から中旬に向かうのが良いかもしれません。

旧華頂宮邸の紅葉の様子

鎌倉市の旧華頂宮邸の情報を見ると、まるで見学できないようなイメージがありますが（実際にはよく読めば見学出来ると書いてありますが）、実際には月曜・火曜を除けば、ほぼいつでも外観のみは見学出来ます。

訪れたのが12月に入って数日過ぎた頃、銀杏の紅葉はピークを超えていましたが、モミジはいい感じに紅葉していました。

庭園内に入って右側、建物で日陰気味になるところですが、綺麗な紅葉でした。

入口を入って左側に進んでいくと洋館の前に出られるようになっています。

紅葉のトンネルを抜けて旧華頂宮邸の庭園へ

洋館の前は開けた庭になっているので、紅葉と一緒に撮影することは出来ませんが、横からは紅葉を上に撮影することも出来ます。

美しい紅葉と洋館の組み合わせが撮影出来るのは、鎌倉市内でも非常に少ないので、貴重な存在です。

正面からみると紅葉の時期というのが全くわかりません。

旧華頂宮邸で紅葉が美しいのは建物の右側、入口から入ってきたところあたりです。

上記写真の通り、右側のあたりが紅葉しているのがわかります。

報国寺の辺りは、紅葉の時期いつも混雑していますが、わずか300メートルほど進んだここまで来る人は少なく、この年はこの時期に3回ほど訪れましたが、多くて4組10人くらいで、誰もいない時もありました。

ゆっくりと洋館と紅葉を楽しみたい時におすすめです。

無為庵（旧松崎邸和館）の紅葉

無為庵（旧松崎邸和館）は、旧華頂宮邸の庭園の奥にある茶室です。

普段は立入禁止になっているため、入口近くからしか見られませんが、ここも紅葉が綺麗な場所です。

医薬門と呼ばれる形状の門があり、お寺の山門に似ています。

この門にかかる紅葉が鎌倉らしい景色を描いていておすすめです。

門と紅葉って、結構絵になるんですよね。

外側からみる無為庵（旧松崎邸和館）の紅葉

無為庵は立入禁止ですが、一旦旧華頂宮邸の外に出て、道沿いに進んでいくと外から無為庵（旧松崎邸和館）の紅葉を見ることが出来ます。

鉄柵で覆われているのですが、柵の間が10cm近くあるので、スマホや小さなデジカメなら隙間から問題なく撮影出来ます。

日本家屋の茶室と紅葉、本当に絵になります。

ここの紅葉が凄く綺麗なのに、知ってる人が少ないのがここの良い点です。

ここは午前中よりも午後になってからの方が日差しの差込み方でより赤く見えて綺麗に撮影出来ます。

旧華頂宮邸と無為庵（旧松崎邸和館）の紅葉、人が少ないのでゆっくり見られておすすめの場所です。

是非、紅葉の時期に訪れてください。

以上、旧華頂宮邸と無為庵（旧松崎邸和館）の紅葉と見頃についてでした。

• 住所：〒248-0003 神奈川県鎌倉市浄明寺2-6-37
• TEL：0467-61-3477（都市景観部都市景観課都市景観担当）
• 見学可能時間：後述（庭園は10:00～16:00・10月から3月は15時まで）
• 見学料：無料
• 定休日：月曜・火曜（祝日の場合は次の平日）・年末年始