若宮大路幕府舊蹟(若宮大路幕府旧跡)碑は、大正時代に鎌倉町青年会によって建てられた史跡碑・旧跡碑です。
若宮大路と小町大路の間の細い路地にひっそりと建てられています。
若宮大路幕府は、鎌倉幕府の中心となった場所です。最初は大蔵幕府、続いて宇都宮辻幕府、最後に若宮大路幕府となっています。
若宮大路幕府舊蹟碑 詳細とアクセス方法
- 読み方:わかみやおおじばくふきゅうせきひ
- 文化財区分:なし(旧跡碑)
- 住所:〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下1-13-26
- 建立:1918年(大正7年)3月
- TEL:なし
- 見学可能時間:24時間
- 見学料:無料
- 定休日:なし
- 駐車場:なし
若宮大路幕府旧跡碑へのアクセス方法・行き方
- 鎌倉駅から徒歩約9分(約700メートル)
- 鶴岡八幡宮(第二鳥居)から徒歩約3分(約250メートル)
若宮大路から小町大路の間のかなり細い路地にあります。
若宮大路幕府旧跡碑の写真と碑文と意味
鎌倉ノ幕府ハ始メ大蔵ニ在リシカ嘉禄元年政子ノ薨ズルト共ニ将軍藤原頼経之ヲ宇都宮辻ニ遷シ後十一年ニシテ嘉禎二年再ビ此ノ地ニ遷ス爾来九十八年頼経以後六代ノ将軍相継ギテ政ヲ此ニ聴ケリ元弘三年新田義貞ノ鎌倉ニ亂入スルニ及ビテ廃絶セリ
管理人訳
鎌倉幕府は当初大蔵にありましたが、嘉禄元年(1225年)北条政子が亡くなると、将軍藤原頼経は幕府を宇津宮辻(うつのみやつじ)に移動させ、その11年後の嘉禎2年(1236年)には更にこの場所に移動させました。
以後98年間、頼経以後六代の将軍が相継いでここで政治を行いました。
元弘3年(1333年)新田義貞が鎌倉に攻め入ったことにより鎌倉幕府(若宮大路幕府)は亡びました。
若宮大路幕府舊蹟碑は、現在鎌倉市景観重要建築物等の「野尻邸(旧大佛次郎茶亭)」の一角に建っています。
平日は、近隣の方しか通りませんが土日ともなると観光ガイドに連れられて団体で見ていることがあります。
若宮大路幕府旧跡碑付近の観光スポット
- 鶴岡八幡宮
- 宝戒寺
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