無量寿院跡(無量寺跡)は、鎌倉市扇ヶ谷にあったとされる寺院跡です。
鎌倉歴史文化交流館の敷地内にあったとされています。
安達義景の縁の寺院と言われており、安達盛長の孫にあたることから、大河ドラマの影響で訪れる人が増えました。
無量寿院跡(無量寺跡) 詳細とアクセス方法
- 読み方:(おそらく)むりょうじゅいんあと
- 文化財区分:-
- 管理団体:鎌倉市
- 住所:〒248-0011 神奈川県鎌倉市扇ガ谷1-5 周辺
- TEL:0467-73-8501(鎌倉歴史文化交流館)
- 見学可能時間:10:00~16:00(最終入館15:30・一部24時間)
- 見学料:大人300円/小中学生100円・一部無料
- 定休日:日曜・祝日/年末年始/展示替え期間 臨時休館あり 一部年中無休
- 駐車場:なし
- トイレ:なし(有料内はあり)
- 売店:なし
- 車椅子対応:あり・ただし一部は非対応
- 公式サイト:参考 鎌倉歴史文化交流館 鎌倉市
無量寿院跡(無量寺跡)へのアクセス方法・行き方
- 鎌倉駅西口から徒歩約8分(約550メートル)
基本的に鎌倉歴史文化交流館の敷地内です。
無量寿院跡(無量寺跡)の歴史・由緒
無量寿院 もしくは無量寺は、13世紀頃に現在の鎌倉歴史文化交流館の辺りにあったと思われる寺院です。
鎌倉歴史文化交流館が建つ谷は無量寺谷と呼ばれ、 近辺には 安達氏の菩提寺 無量寿院や甘縄の邸宅があったと考えられ ています。 敷地内の発掘調査では鎌倉時代後期の池の跡や 礎石が見つかり、 安達氏に関係する遺構の可能性が指摘され ています。
説明板には上記のように書かれています。
この池の跡は、平成14年 (2002) の発掘調査により、現在の鎌倉歴史文化交流館別館の地下、 同建物の北西側の崖下近くから発見されました。発掘された時の規模は、長径約7m50cmで、最大幅 は78cm。池の中央に中ノ島があり、北側には取水のための遣水が付いていました。
池の中から大量のかわらけ(土器)が見つかったほか、池の手前には礎石を持つ建物の跡も発見されました。 これらの年代から、鎌倉時代後期の池の跡と推定され、 鎌倉の中世庭園としては最古級のものであると言われています。
当館が建つこの谷は無量寺谷と呼ばれています。 無量寺は、京都 泉涌寺の末寺で、創建及び廃絶年は不明ですが、 『吾妻鏡』 文永2年(1265) 6月3日条には故秋田城介義景(安達義景)の十三年忌仏事が「無量寿院」で行われたことが記されています。 この近隣には安達氏の館があったとされており、この池もそれに関連した施設であったかもしれません。
説明板には上記のようにも書かれています。
無量寿院跡(無量寺跡)の車椅子・障害者対応
基本的に車椅子に対応していますが、鎌倉歴史文化交流館の施設内・庭園内の一部は車椅子には対応していないところがあります。
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