例年、春と秋に無料一般公開される旧川喜田邸別邸、秋の無料一般公開に行って旧川喜田邸別邸を見てきました。
元となる建物は150年以上経過していると考えられており、とても風情のある建物ですが、年に2回(年によっては3回)しか一般公開されていません。
実際に訪れた様子を写真を添えて紹介します。
旧川喜田邸別邸は川喜多映画記念館の敷地にある
旧川喜田邸別邸は、鎌倉市川喜多映画記念館の敷地内にあるため、まずは鎌倉市川喜多映画記念館へ。
館内ではなく、上記写真の中央よりやや左側に写っている庭園への入口へと入っていきます。
入口には本日、無料一般公開していることが張り出されていました。
散策路に入ってみると普段は雨戸で閉じられている旧川喜田邸別邸の雨戸が開いています。
旧川喜田邸別邸へと入る小路には係りの方が待機して案内してくれていました。
狭い石段の小路を上がっていくと…
見えました!旧川喜田邸別邸です。
旧川喜田邸別邸の外観
それほど混雑はしておらず、知らない人の方が多いようで、たまたま通りがかったら一般公開していたので入ってみた、という人が多かったように思います。
縁側にはパネルが展示されています。
こういう日本家屋に縁側って、とても郷愁をかられる世代なので、子どもの頃、母の実家に遊びにいったことを思い出しました。
側面も縁側が続いています。
裏側にも回れるようになっていたので、裏側へ
旧川喜田邸別邸の裏側は山なので、少しジメっとした感じがします。
なぜか仏像が3体並んでいました。
少しシュールというか怖いというか
反対側から裏側を見たところ
そして表にまわって1周です。
木造1階平屋建ての昔ながらの家、鎌倉の街にとても合う建物です。
玄関も障子紙というのが何とも昔らしくありますね。
旧川喜田邸別邸の内部・建物の中
建物の中にも入って良いということで中も見学させてもらいました。また外からも中はよく見えます。
玄関を入ると土間があり、和室が2間続いています。
和室に椅子をおき、テーブルは和風のテーブルというアンバランスさが面白いです。
囲炉裏があるのがまた味わい深いです。
箪笥も最近では滅多に見られない装飾されたものでした。
裏側から見たところ
正面の外から見たところ
土間から裏口へ抜けられるようになっており、裏側へ進むと台所がありました。
キッチンとは言えない、むしろ台所という表現が正しいように思える場所です。
もう1つの和室
今ではもう見かけない火鉢が置かれていました。
机は使い込まれているのがよくわかります。
本棚が置かれていたのですが、小泉八雲全集が良い味わいを出しています。
旧川喜田邸別邸の一般化公開へ行こう
年に数日しか無い旧川喜田邸別邸の一般公開、鎌倉に住んでいる人でもほとんどの人が見ていません。
もし鎌倉に訪れた時に公開されていたら、ぜひとも見てください。
また鎌倉に住んでいる方なら1度は見て欲しいと思いました。
例年4月の第1週の土日と10月の第1週の土日に一般公開されています。
時折11月の第1週に有料一般公開もされます。
以上、秋の旧川喜田邸別邸の無料一般公開に行ってきたレポートでした。
- 住所:〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-2
- TEL:0467-23-2500(鎌倉市川喜多映画記念館)
- 見学可能時間:9:00~17:00(庭の通路からのみ)
- 見学料:無料
- 定休日:月曜日(川喜多映画記念館として)
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