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夏に材木座の向福寺へ参拝に行ってきた。袖引地蔵の伝承も紹介

向福寺の袖引地蔵 寺院訪問・参拝レポート

7月の後半、鎌倉市材木座にある向福寺へ参拝に行ってきました。

小さなお寺ですが、境内に通じる道には百日紅の花が咲いていて、境内に入ると落ち着いた雰囲気がありました。

実際に参拝した様子を写真を添えて紹介します。

向福寺の入口にはバス停がありアクセスしやすい

Google Mapで確認すると向福寺の入口が少しわかりにくくなっています。

向福寺の入口

道に面している方が入口かと思いますが、小町大路と呼ばれる道に面した入口から入っていきます。

向福寺の入口の道

向福寺の入口の道を小町大路から見たのが上記の写真です。同じ位置からバス停を見ると書下記の写真の通りです。

五所神社バス停に停まっているバス

ちょうどバスが来た時でした。バス停から向福寺まで徒歩1分もかからない距離なので、鎌倉駅から歩くのが嫌だな~という方にはバスがおすすめです。

夏の向福寺の境内の様子

向福寺への道の百日紅

訪れたのは7月の後半、向福寺へと続く道の街路樹である百日紅に白い花が咲いていました。

向福寺の百日紅

百日紅(サルスベリ)は、夏から秋にかけて咲く花ですが、向福寺の前は7月後半くらいから8月にかけて咲いていることが多いようです。

白い百日紅の花はなんかほっこりとさせてくれます。

向福寺の入口

そして向福寺の入口へ

向福寺

左側の表門には「時宗 向福寺」と記されています。

向福寺

中に入ると正面に自宅と一体になった本堂があります。

少し進んで左側を見ると墓地があります。

向福寺の石仏像とお地蔵様

墓地に通じるところにお地蔵様と仏像が置かれています。

向福寺の袖引地蔵

お地蔵様は「袖引地蔵」と言います。

言い伝えでは、このお地蔵様を信仰する地元漁師の夫婦が海で命を落としたが、お地蔵様の力で生き返ったそうです。しかし今度はこの夫婦が食あたりで命を落としたがまたお地蔵様の力で生き返ったものの、その代償に閻魔王にお地蔵様は錫杖を取り上げられてしまったそうです。

そして今度はこの夫婦が大津波でまた命を落としました。さすがに3度目は閻魔王が生き返させることを許さなかったので、お地蔵様は2人を袖に掴まらせて、冥土を脱出させたそうです。

それ依頼、錫杖を持たないこのお地蔵様は「袖引地蔵」と呼ばれるようになったそうです。

面白い伝承ですね。

向福寺

そして社殿の前へ、賽銭箱等は出てなかったので、そのまま参拝させてもらいました。

向福寺 鎌倉三十三観音の扁額

本堂の上を見ると鎌倉三十三観音の扁額がかかっていました。

参拝が終わった後、御朱印をいただこうと思い、玄関のチャイムを押しましたが不在のようで、後日御朱印をいただきに行った時は居て御朱印を書いてもらいました。

向福寺の本堂の中

御朱印を待っている間、本堂の戸を開けてもらい拝観させてもらいました。

向福寺の賽銭箱

賽銭箱もあったので、少ないながらもお賽銭を入れて再び参拝しました。

向福寺の御守

向福寺の開運ボールペン

御守や開運ボールペン等がありました。

向福寺で面白いと思ったのが、神社の御札を貼ってあること

向福寺にあった五所神社の御札

玄関の脇に近くの五所神社の御札が取り付けられていました。

向福寺へ行こう

向福寺の百日紅

非常に小さなお寺である向福寺、でも百日紅で夏らしさを感じさせてもらえました。

向福寺に参拝に訪れる方は、おそらく鎌倉三十三観音霊場巡りで御朱印をいただくに来られる方だと思います。

向福寺は三十三観音霊場の15番ですが、その前の14番である来迎寺は向福寺から徒歩3~4分ほどの距離です。

向福寺の後の16番である九品寺は向福寺から徒歩3~4分の距離なので、非常に御朱印巡りを行いやすくなっているエリアです。

この3つのお寺の中で最も季節を感じられるのが向福寺なので、是非ゆっくりと参拝してくださいね。

以上、夏の向福寺への参拝レポートでした。

  • 住所:〒248-0013 神奈川県鎌倉市材木座3-15-13
  • TEL:0467-22-9498
  • 御朱印:あり
  • 写経:確認中
  • 参拝可能時間:24時間
  • 寺務所受付時間:概ね9:00~16:00
  • 拝観時間:概ね9:00~16:00
  • 拝観料:なし(志納)

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