鎌倉の中でも観光で訪れる人が少ないエリアである鎌倉市今泉、その奥に鎮座する称名寺へ行ってきました。
観光地としては有名では無いものの、鎌倉としては珍しい滝があるお寺です。
称名寺の見どころである「陰陽の滝」と「今泉不動」そして六地蔵や境内の様子を紹介します。
称名寺の六地蔵・鼻高地蔵
「今泉不動」バス停からゆっくり歩いて5分ほどで称名寺の入口に到着します。
それほど急では無いですが、ちょっと疲れる坂を上っていきます。
坂を上り終えたところにあった案内板、すぐ横には六地蔵があることがわかります。この六地蔵の一番左にあるお地蔵様が称名寺1つ目の見どころです。
六地蔵そのものは、鎌倉では全く珍しいものではありませんが、とにかく一番左のお地蔵様を見てください。
一瞬見た漢字は他のお地蔵様とそれほど変わりませんが…
顔をよく見ると…
鼻がめちゃくちゃ高い！！！
そのため、鼻高地蔵と呼ばれています。
ここまで鼻が高いお地蔵様はそうそう無いと思いますので、是非見てください。
少し進んでいくと本堂が見えてきます。
その隣には弁天堂があります。
まずはこの2箇所で参拝をしていきましょう。
称名寺の今泉不動
称名寺の別称は「今泉不動」で、その別称にもなっている今泉不動は弁天堂から少し疲れる階段を上った先にあります。
少し苔むした趣のある階段です。
途中にはお地蔵様がいくつか置かれています。途中、90度に階段が曲がっていますが、その曲がったところには小さな地蔵堂もありました。
この辺りから反対側（右側）を見ると称名寺の見どころとして有名な陰陽の滝がチラっと見えます。
滝は後にして、ここから上を見上げると、少し上りたくないと思うかもしれません。
苔むした綺麗な階段なのですが、少し滑りやすく急なこともあって、気をつけて上っていきます。
上り終えたところに「今泉不動」（不動堂）があります。
不動堂の前にひょっとこ？と三猿の石像が置かれています。
庚申講が盛んだった鎌倉では三猿が庚申塔に刻まれているのはよく見ますが、石像として3体置かれているのは少し珍しいです。
参拝をして不動堂の後ろを見てみましょう。
石像が数多く置かれているところがあります。
三十六童子というそうです。その奥には大日如来が鎮座しています。
大日如来の石像の前には2つの石像が置かれていました。
こちらもお参りして、次は称名寺の名所とも言える陰陽の滝へ向かいます。
上ってきた階段を降りていきますが、非常に滑りやすいので気をつけてください。
称名寺の「陰陽の滝」
本堂の隣の弁天堂の前から陰陽の滝へは向かいます。
少し進むと2本の石塔と石碑が見えてきます。
陰陽瀧と刻まれています。ここを過ぎるろ陰陽の滝が見えてきます。
大きな滝ではありませんが、おそらく鎌倉の中では大きな滝です。
途中やぐらもあり、鎌倉らしさもあります。
陰陽の滝は2つの滝から成り立っており、最初に目につく滝は「男滝」という名称です。
近づいていくと左側に小さな滝があるのがわかります。
小さな滝が女滝です。
小さな滝ですが、雰囲気はとてもよく平日であれば人も少ないのでゆっくりと滝の音を聞きながら過ごすことが出来ます。
女滝と男滝の間には石碑と石仏が置かれています。
苔むした石仏、雰囲気がありますよね。
暖かい時期ならここでゆっくりと滝を眺めながら、お茶での飲みたくなります。
称名寺はゆっくりとするのには本当に良いお寺で、観光者が多い地域とはまた違った趣のあるお寺です。
アクセスは悪い場所にありますが、是非滝を見に訪れてくださいね。
以上、称名寺の見どころの紹介でした。
- 住所：〒247-0052 神奈川県鎌倉市今泉4-5-1
- TEL：0467-45-1774
- 御朱印：あり
- 写経：なし
- 参拝可能時間：8:00～17:00
- 寺務所受付時間：8:00～17:00
- 拝観時間：8:00～17:00
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