鶴岡八幡宮からもほど近い宝戒寺は、「萩の寺」と言われるほど萩の花が有名なお寺です。
萩の花は年によっても異なりますが、宝戒寺では9月中旬くらいが見頃になるので、彼岸花の鑑賞と合わせて9月の中旬、まだ残暑ある初秋の宝戒寺へ参拝してきました。
その時の様子を写真を添えてお伝えします。
宝戒寺の萩の花
鶴岡八幡宮の入口とも言える三の鳥居から徒歩3分ほどで到着する宝戒寺、萩の花の季節は参道に萩の花の枝が伸びて参道を半分くらい埋めています。
6月上旬と9月中旬の宝戒寺の写真を比べてもらうと木々の葉が落ちてることと、萩の枝が参道にかなり飛びてているのがわかります。
参道の萩の花は青っぽい紫色です。
まだ蕾も多く、薄紫というか青っぽい紫色の儚い花が咲いていました。
受付で拝観料を支払い境内へ
受付から先になると萩の花は白いものが多くなります。
それほど咲いてはいませんでしたが、十分に萩の花を楽しめます。
本堂の前も参道が萩の花で狭くなっています。
見比べてもらうと様子が全く違うのがわかります。新緑の6月の方が好きという方もいると思いますが、初秋の萩の花が咲く宝戒寺もまた良いと思いませんか?
小さな花ですが、趣があって、秋らしさを感じさせてくれました。
もう少し満開になり、天気も良ければすごく景色も良さそうです。
宝戒寺の彼岸花は赤と白
萩の花と同じ頃、ちょうどお彼岸の頃、宝戒寺では彼岸花も見頃をむかえます。
通常、彼岸花と言えば赤色を想像する方が多いと思います。実際、宝戒寺でも赤い彼岸花を見ることは出来ます。
更に白の彼岸花も同じくらい咲いています。
年によっても異なりますが、訪れた時は白い彼岸花の方が多くありました。
赤い彼岸花は美しいですが、妖艶な感じが強い花です。対して白い彼岸花は淡い感じがして見ていて落ち着く感じがします。
この日、境内には10人くらいの人が来ていましたが、萩の花よりも白い彼岸花を一生懸命撮影している人の方が多くいました。
また黄色っぽいというかオレンジっぽい色の彼岸花も咲いていました。
白式部やヒツジグサ(スイレン)も見られる宝戒寺
同じ日、白式部やヒツジグサも見ることが出来ました。
丸い白い花が咲くのが白式部です。紫色のものもありますが、その場合は紫式部と言います。
本殿前の天水盤にはヒツジグサ(スイレン)の花も咲いていました。
他にも名前がわからない花がいくつか咲いていて、9月の中旬頃の宝戒寺は7月8月よりも花が美しく感じられました。
初秋の宝戒寺へ行こう
残暑の残る9月・初秋の宝戒寺はいろいろな花が見られて非常に楽しめます。
ちょうどお彼岸にかかるくらいの時期で、鎌倉はお彼岸のお墓参りで人が増える時期ではありますが、8月に比べて暑さも和らぐ頃で、散策もしやすくなります。
9月の宝戒寺に参拝して花を愛でてみませんか?非常におすすめです。
以上、9月初秋の宝戒寺・参拝レポートでした。
- 住所:〒248-0006 神奈川県鎌倉市小町3-5-22
- TEL:0467-22-5512
- 御朱印:あり
- 写経:あり(1000円~)
- 参拝可能時間:平日9:30~15:30/土日祝 9:00~16:30
- 寺務所受付時間:参拝時間と同じ
- 拝観時間:参拝時間と同じ
- 拝観料:大人300円・中学生200円・小学生100円
コメント