鎌倉の玉縄地域では唯一となる日蓮宗のお寺、久成寺に10月の中旬に参拝へ行ってきました。
特に有名なお寺ではありませんが、紅葉になる前の時期で参拝者も少ない時期・10月の久成寺の境内の様子を写真を添えてお伝えします。
鎌倉市植木にある日蓮宗の久成寺
鎌倉において日蓮宗と言えば、日蓮が日蓮宗を興した場所であり、材木座や大町、腰越には数多くの日蓮宗の寺院があります。
しかしJR線（東海道線）を北に超えた玉縄地域には久成寺しか日蓮宗の寺院はありません。
御朱印巡りで寺院を回っている人から見れば、宗派はあまり気にしないかもしれませんが、御首題巡りをしていると、気になるのが日蓮宗の寺院です。
寺社の紹介サイトでは御朱印があることになっていますが、訪れた時に確認したところ御朱印はなく、御首題はあるとのことでしたので、御首題帳に御首題をいただきました。
10月の久成寺の境内の様子
10月中旬の久成寺は、紅葉にはほど遠く、まだグリーンシーズンとも言える緑が多いお寺でした。
割と広い駐車場には桜の木があったので、春先になれば桜が綺麗に咲くだろうことは想像出来ましたが、10月だと葉も散ってしまった桜の木はやや寂しさを増しているようでした。
9月くらいなら桜の葉の紅葉が見られるかもしれません。
山門の周りも特に季節感のあるものはありませんでした。
ただモミジや銀杏が見えているので、もう少し秋が深まれた紅葉は綺麗かな？と思わせてくれます。
山門をくぐると左側に石像、右側に石碑がありました。
左側の石像は日蓮聖人かと思います。右側の忠魂碑は日清戦争から大東亜戦争（第二次世界大戦）までの戦病没者130柱を合祀しているそうです。
ただ寺院で忠魂碑は少し珍しく、通常は神社に建てられることが多いです。
階段を上り本堂の前へ。まだまだ緑が濃い木々が本堂の後ろに広がっています。
本堂の裏側に回ると池があり、池に映った木々が綺麗なのですが、紅葉の季節ならもっと綺麗だろうな…と少し残念な気持ちになりました。
本堂にむかって左側には久成寺の墓地が広がっていますが、階段状になっていて上へと上っていきます。
この時期はまだまだ緑色の木々です。
そして墓地の一番高いところから。この辺りの街並みを眼下に望みます。
寒くも暑くもない10月の晴天の日だと、割と気分がよくなりました。
10月の久成寺は見るところが少ない
3月末からは桜、11月後半からは紅葉が綺麗な久成寺ですが、10月は特筆すべきところは無い時期でした。
ただその分人は少なく、落ち着いて参拝出来るので、ゆっくりと参拝して御首題をいただきたい人には良い季節だと思いました。
以上、10月の久成寺への参拝レポートでした。
- 住所：〒247-0073 神奈川県鎌倉市植木494
- TEL：0467-46-2837
- 御朱印：御首題がある
- 写経：なし
- 参拝可能時間：24時間
- 寺務所受付時間：概ね9:00～17:00
- 拝観時間：24時間
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