梅雨入り前の6月、初夏といえる季節に西御門の来迎寺に、御朱印をいただきつつ、参拝に行ってきました。
6月の鎌倉と言えば紫陽花が有名ですが、来迎寺はそれほど紫陽花は咲いていませんが、境内からは鎌倉アルプスとも言われる天園ハイキングコースとなる新緑の山々が見えて夏らしい鎌倉を味わえました。
初夏の来迎寺の様子を写真を添えて紹介します。
西御門の奥にある来迎寺
来迎寺の住所は西御門となっています。
なぜ西御門と呼ばれたのかと言えば、源頼朝が開いた鎌倉幕府は最初この辺りが政治(まつりごと)の中心地となり、大蔵幕府と呼ばれていました。今でいう官公庁が集まっているエリアだった訳です。
その幕府の中心となった場所には4つの門があり「東御門」「西御門」「南御門」「北御門」があり、西御門はそのまま町名になって残ったと言われています。
上記の石碑(西御門旧跡碑)は、鶴岡八幡宮方面から来迎寺に向かう途中にあるので、是非見てください。
上記の石碑から4分ほど歩けば来迎寺です。
来迎寺の入口が上記の写真です。この階段の前には「八雲神社」という神社があるので、合わせて参拝してください。
入口の右側に来迎寺の札所が刻まれた石碑が建っています。
- 鎌倉十三佛霊場 第十番
- 鎌倉三十三観音霊場 第五番
- 鎌倉二十四地蔵霊場 第二番
3つの札所になっており、それぞれの御朱印がもらえるので、鎌倉の札所巡り・御朱印巡りをされている方はほぼ来迎寺に訪れます。
初夏の来迎寺の境内の様子
階段を上り来迎寺の境内へ
階段は2つあり、1つ目の階段を上りきったところに上記写真の「来迎寺」と刻まれた石碑と山号である「満光山」と刻まれた石碑が左右に建っていました。
夜間はここの門が締り、中には入れないようになります。
この2つの石碑を超えて左側を見ると寺務所があります。
御朱印はこの寺務所でいただきますが、まずは本堂前で参拝してからなので、後にして本堂へと向かいます。
2つ目の階段の手前にも「来迎寺」と刻まれた石碑と山号である「満光山」と刻まれた石碑が左右に建っています。
こちらは古く感じるものでした。
2つ目の階段の途中には紫陽花が咲いていました。
1株くらいの紫陽花ですが、紫陽花が咲いていると初夏を感じさせてくれますね。
階段を上りきったところに3つ目の寺号標と山号標がありました。
階段を上り終えて少し歩いて左側を見ると本堂が建っています。
大きく立派な本堂です。
合掌して礼をしながら参拝がお寺の一般的な参拝の作法です。
本堂には寺号額ではなく山号額がかかっていました。
左右には蓮を象った天水桶(天水釜?)が置かれていました。
本堂の後ろにはお墓が並んでおり、階段もあるのですが、お墓の方へ向かっていき振り返ると本堂の屋根も含めて全景が見られます。
すぐ後ろには山があり谷戸の中にあるお寺ということがわかります。
墓地をもう少し進むと展望台のようになっているところがあり、そこから鎌倉アルプスと呼ばれる天園ハイキングコースの山々を見ることが出来ました。
新緑の季節らしく青々とした木々に覆われる西御門の谷戸
鎌倉は三方を山に囲まれており、山に幾筋もの切り込んだような谷が多くなり、その場所のことを谷戸と呼んでいます。谷戸にそって寺社がいくつも鎌倉には作られ、今は住宅が立ち並ぶようになっています。
来迎寺の御朱印を寺務所でいただく
御朱印は寺務所でいただきます。
寺務所前には上記の写真の通り、札所の案内がされています。
入口には授与品がガラスケースに入って見えるようになっていました。
このガラスケースの横に御朱印を受け付けてくれるところがあり、呼び鈴もあるので、呼び鈴を押して御朱印をお願いすることになります。
今回は2つの御朱印をいただきました。
札所用の御朱印の他に御本尊の御朱印もあります。
なお法事等で御朱印対応出来ないこともあるそうなので、必ず欲しい場合は事前に確認されることをおすすめします。
西御門の来迎寺に行こう
有名なお寺のような派手さはありませんが、紫陽花も若干咲いていて、初夏らしい新緑を眺めることが出来る来迎寺、御朱印をいただきに来てみてはいかがでしょうか?
鶴岡八幡宮からは徒歩で10分くらいで来れる場所です。
以上、初夏の6月、御朱印をいただいた西御門の来迎寺の参拝レポートでした。
- 住所:〒248-0004 神奈川県鎌倉市西御門1-11-1
- TEL:0467-24-3476
- 御朱印:あり
- 写経:確認中
- 参拝可能時間:9:00~16:00
- 寺務所受付時間:9:00~16:00
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