北鎌倉の中でもあまり観光で訪れる人が少ないエリアにある光照寺へ参拝に行ってきました。
北鎌倉は圧倒的に臨済宗の寺院が多い中、時宗という宗派の光照寺は少し変わったところもあるお寺です。
実際に訪れて撮影した写真を添えて境内の様子や見どころを紹介します。
光照寺の見どころはホームページ
光照寺の最初の見どころは光照寺のホームページです。
スマホには対応していない、まさに1990年代のホームページという形のホームページは是非見て欲しいのですが、もっと見て欲しいのがソース(HTML)です。
*光照寺 ホームページのソースより
*2021年12月20日現在
いつから、ソースでこんなAA(アスキーアート)が描かれていたのかはわかりませんが、1990年代からインターネットをしていた人なら、遊び心のある面白いホームページだと思ってくれるはずです。
スマホだと確認出来ないので、パソコンで是非ソースを確認してください。
光照寺のクルス紋のある山門
光照寺の2番目の見どころは山門です。
普通に見ただけだと特に他の寺院の山門と大きく違わないように見えます。
ただ山門の前に「くする門」と書かれた石塔が置かれています。
光照寺は江戸時代に隠れキリシタンを庇護していたという言い伝えがあります。
山門にはその影響を受けたクルス紋が刻まれています。
山門のどこにあるかわかりにくいのですが、山門の上の部分を見上げなら通ると気づくと思います。
光照寺に来て、このクルス紋を見つけられないと、ちょっと悔しいと思うので、山門はしっかりとチェックしてください。
光照寺のこそだて地蔵尊
山門をくぐる手前の右側に地蔵堂があります。こそだて地蔵尊です。
光照寺3つ目の見どころです。
子どもにご利益があるとされるお地蔵様です。
光照寺のおしゃぶき様
山門をくぐってすぐ左側に石祠があり、その前の石塔に「おしゃぶき」と刻まれています。
この石祠をおしゃぶき様と言い、光照寺4つ目の見どころです。
「おしゃぶき」には諸説ありますが「咳き込む」という意味があり、咳の神様とされています。このおしゃぶき様に毎月参拝すると咳が止まると言われています。
光照寺の本堂
山門を入って進むとY字型に参道がわかれています。右に進むと寺務所(庫裡)があり、左に進むと本堂に出ます。
左右非対称の本堂は少しだけ珍しいです。
この左右非対称の本堂が光照寺5つ目の見どころです。
扁額には右から左への横書きで院号である「英月院」と描かれています。
左右非対称のためか、天水盤が1つだけになっています。
光照寺の墓地からの眺め
光照寺の本堂の裏側には墓地がありますが、一旦境内を出て坂を上っていった先にも光照寺の墓地があります。
墓地からは上記の写真のように北鎌倉の街並みがかなり見えます。ここからの景色が光照寺6つ目の見どころです。
それほど景色が良い訳ではありませんが、この角度から北鎌倉を見渡せるところは少ないので、ある意味貴重です。
光照寺へ行こう
ホームページも遊び心がある光照寺
光照寺の壁に貼られていたポスターにも遊び心がありました。
北鎌倉だと有名な寺院ばかりに行きがちですが、光照寺のような静かな小さいお寺もおすすめです。
是非、北鎌倉に訪れた時には立ち寄ってください。
以上、光照寺の境内の様子と見どころについてでした。
- 住所:〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内827
- TEL:0467-46-6355
- 御朱印:あり
- 写経:なし
- 参拝可能時間:9:00~17:00
- 寺務所受付時間:9:00~17:00
- 拝観時間:9:00~17:00
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