裁許橋は、鎌倉市御成町の御成小学校の近くにある橋です。
鎌倉を流れる滑川などに架かる橋の中で、古くから重要な交通路にあった橋や、伝説の伝わる「鎌倉十橋」の1つでしたが、現在は気にして通る人もほとんどいない状況です。
裁許橋 詳細とアクセス方法
- 読み方:さいきょばし
- 文化財区分:-(鎌倉十橋)
- 管理団体:鎌倉市(市道のため)
- 住所:〒248-0012 神奈川県鎌倉市御成町6-27付近
- TEL:-
- 見学可能時間:24時間
- 見学料:無料
- 定休日:なし
- 駐車場:なし
- トイレ:なし
- 売店:なし
- 車椅子対応:なし
- 公式サイト:なし
裁許橋へのアクセス方法・行き方
- 鎌倉駅西口から徒歩約5分(約400メートル)
- 江ノ電「和田塚駅」から徒歩約6分(約450メートル)
次にどこへ向かうかにもよりますが、歴史的な流れで見るのであれば、和田塚駅から六地蔵経由で来るのがおすすめです。
裁許橋の歴史・由緒
この橋の名のおこりは、付近に問注所があり、訴訟を裁許したことから名付けられたと伝えられています。 裁許とは判決のことです。
また、この橋を西行橋ともいいます。鎌倉時代の僧で歌人であった西行法師が、鎌倉に来てこの橋の上で頼朝に名を問われたことからその名がおこったとか、 西行がよくこの橋のあたりを通ったためとかいわれています。また 「西行橋」と呼び慣れていたのが、 いつか「さいきょ橋」になったという説もあります。この橋のさらに南には、 六地蔵や「飢渇畠」と呼ばれた刑場跡といわれるところがあり、裁許橋や問注所 と関係があるという説もあります。
かまくら子ども風土記 124ページより
鎌倉時代に成立した歴史書である「吾妻鏡」にも裁許橋は出てきており、12世紀後半には存在していたと考えられます。
裁許橋から六地蔵までは、約4分・約270メートルなので六地蔵から来て裁許橋を通り、問注所舊蹟碑を通ると鎌倉時代の刑場から裁判所までのルートとなります。
問注所とは、今で言えば裁判所に近いものです。
裁許橋の車椅子・障害者対応
一般道のため特に車椅子対応という訳ではありませんが、車椅子でも通って見ることが出来ます。
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